【スズキソリオ】各モデルの違い、特徴、おすすめグレード クルマ評論家が徹底比較!

ソリオは2025年1月に一部改良を実施。パワーユニットの刷新、装備の充実、さらに内外装も変更されました。本記事では、新型ソリオのグレードごとの違いをわかりやすく解説します。

※本記事の情報は2025年10月16日時点のものです。今後価格改定などが行われる可能性もあります。

■ソリオのグレード一覧

【HYBRID MG】

・駆動方式:2WD

・WLTC燃費:22.0km/L

・新車時価格:192万6100円~

・駆動方式:4WD

・WLTC燃費:20.7km/L

・新車時価格:205万1500円~

【HYBRID MX】

・駆動方式:2WD

・WLTC燃費:22.0km/L

・新車時価格:205万1500円~

・駆動方式:4WD

・WLTC燃費:20.7km/L

・新車時価格:217万6900円~

【HYBRID MZ】

・駆動方式:2WD

・WLTC燃費:22.0km/L

・新車時価格:224万8400円~

・駆動方式:4WD

・WLTC燃費:20.7km/L

・新車時価格:259万3800円~

【HYBRID MV(バンディット)】

・駆動方式:2WD

・WLTC燃費:22.0km/L

・新車時価格:230万3400円~

・駆動方式:4WD

・WLTC燃費:20.7km/L

・新車時価格:264万8800円~

※2025年10月16日時点の情報。新車時価格は、HYBRID MZ/MVの4WD車を除いてオーディオレス車の価格です。

2025年10月現在、ソリオのグレード展開は標準車が3種類(HYBRID MG/MX/MZ)、派生モデルのバンディットが1種類(HYBRID MV)の計4種類です。

現行ソリオは全グレードでマイルドハイブリッドを採用しており、エンジンも全モデル共通です。グレードによる燃費の差はなく、駆動方式によって燃費が異なります。

▽過去にはストロングハイブリッド車も

現行ソリオはマイルドハイブリッド車のみの販売ですが、2022年12月~2025年1月にはストロングハイブリッド車も販売されていました。

ストロングハイブリッドが廃止された理由は、ソリオユーザーが燃費より広さを重視する傾向があったためと見られています。なお、現行モデルではパワーユニットも改良されており、燃費性能は過去のストロングハイブリッド車とほとんど変わりません。

■ソリオとソリオバンディットの違い

ソリオバンディットはソリオの派生モデルで、スペーシアでいう「スペーシアカスタム」にあたる存在です。ソリオと比べて多くの加飾が施され、上質感ある内外装に仕上がっています。

なお、ソリオバンディット(HYBRID MV)の基本装備はソリオの上位グレード(HYBRID MZ)とほとんど共通しています。同じ駆動方式で比べた場合、両者の価格差は5万5000円です。

▽内外装の主な違い

ソリオとソリオバンディットの内外装の違いは、主に以下の通りです。

※HYBRID MZ(標準車)とHYBRID MV(バンディット)で比較

・フロントグリルのデザイン

・フォグランプ近辺のメッキ加飾の有無(標準車のみ装備)

・アルミホイールの色(バンディットはブラックメタリック)

・シフトノブの素材(バンディットは本革巻き)

・シフトノブガーニッシュの有無(バンディットのみ装備)

目に見えて大きく異なるのはフロントグリルのデザインなので、この部分の好みを主な判断材料とすると良いでしょう。

■ソリオのグレードごとの違い

ここでは、各グレードの違い・特徴を解説します。ソリオバンディットの主要装備(内外装を除く)は、HYBRID MZの部分で確認してください。

▽HYBRID MG(廉価グレード)

HYBRID MGはソリオで最も安価なグレードで、中間グレードのHYBRID MXと比べて12万5400円安いです。ただし、内外装はやや簡素で快適装備も乏しいです。

【HYBRID MXとの主な違い】

・ロールサンシェード非装備

・USB電源ソケット非装備

・後席アクセサリーソケット非装備

・前席シートヒーター非装備

・ホイールはフルホイールキャップ装備

・後席パーソナルテーブル非装備

・後席センターアームレスト非装備

・後席シートバックスライドレバー非装備

・シートサイド/バックポケット非装備

安全装備はHYBRID MXと変わりませんが、後席の快適性には差が出ます。なお、スライドドアは助手席側のみ電動です。

▽HYBRID MX(中間グレード)

HYBRID MXはソリオの中間グレードで、適度な快適性を有しています。しかし、上位グレードのHYBRID MZ/MV(バンディット)と比べると、安全装備などに差があります。2WD車の場合、HYBRID MZとの価格差は19万6900円です。

【HYBRID MZとの主な違い】

・ブラインドスポットモニター非装備

・リヤクロストラフィックアラート非装備

・ヘッドアップディスプレイ非装備

・アダプティブクルーズコントロール非装備

・フットパーキングブレーキ装備(×電動)

・LEDフロントフォグランプ非装備

・後席右側は手動スライドドア

・スリムサーキュレーター非装備

・プレミアムUV&IRカットガラス非装備

・LEDサイドターンランプ付きドアミラー非装備

・2トーンルーフ選択不可

高速道路を含む自動車専用道路の利用が多い場合は、上位グレードのHYBRID MZをお勧めします。また、両側電動スライドドアやサーキュレーターを装備していない点も、注意が必要です。

▽HYBRID MZ/MV(上位グレード/バンディット)

HYBRID MZ及びHYBRID MV(バンディット)は、最も装備が充実したグレードです。優れた安全性や両側電動スライドドアを希望する場合は、このグレードを選びましょう。

【他グレードとの主な違い】

・ブラインドスポットモニター装備

・リヤクロストラフィックアラート装備

・ヘッドアップディスプレイ装備

・アダプティブクルーズコントロール装備

・電動パーキングブレーキ装備

・LEDフロントフォグランプ装備

・両側電動スライドドア装備

・スリムサーキュレーター装備

・プレミアムUV&IRカットガラス装備

・LEDサイドターンランプ付きドアミラー非装備

・2トーンルーフ選択可(オプション)

当然ながら他グレードと比べて高価ですが、充分な安全性と快適性を備えたグレードです。

▽Q.選択できるボディカラーは?

ソリオで選択できるボディカラーは、モノトーン7色、2トーン5色です。このうち、2トーン5色については上位グレードのHYBRID MZ/MVでしか選べません。また、標準車とバンディットでは、モノトーンも含めて選択できるカラーが一部異なります。

■ソリオの人気・おすすめグレード

ここでは、どのグレードにするか迷う人のために、人気やおすすめのグレードを解説します。

▽人気グレードはHYBRID MZ/MV

ソリオで人気が高いのは、上位グレードのHYBRID MZとHYBRID MV(バンディット)のようです。

ソリオは、これらのグレードでないと両側電動スライドドアを選択できません。また、現行モデルのHYBRID MZとHYBRID MVは、アダプティブクルーズコントロールやブラインドスポットモニターといった安全装備、電動パーキングブレーキやプレミアムUV&IRカットガラスといった快適装備も充実しています。

▽おすすめグレードはHYBRID MX以上

ソリオのおすすめグレードは、できれば上位グレードのHYBRID MZ/MV、少なくとも中間グレードのHYBRID MXです。

日焼けが気にならない場合や、ごく短距離での使用が中心の場合はHYBRID MXでもあまり困らないでしょう。HYBRID MZより20万円近く安価な点も魅力です。

一方、長距離運転での負担軽減や両側スライドドアなどの利便性を意識するのであれば、高くともHYBRID MZ/MVをお勧めします。

▽Q.人気のボディカラーは?

ソリオの人気カラーは地域やモデル(標準車/バンディット)によって異なるようですが、総合的に人気が高いのは「ピュアホワイトパール」のようです。その他で人気が高いのは、以下の色です。

・キャラバンアイボリーパールメタリック(標準車)

・スーパーブラックパール(標準車/バンディット)

・ピュアホワイトパール×ガンメタリック(バンディット)

■ソリオは中古車もおすすめ

ソリオは2025年1月に一部改良を実施し、外観が変化しています。また、上位グレードを中心に安全装備や快適装備も充実しました。

装備の充実度でいえば新車がおすすめですが、現在のタイミングであれば中古もおすすめです。大きめの改良があると、それ以前のモデルの価格は下落するため、状態の割に割安な中古車が見つかるかもしれません。希望の予算で好みの車がないか、ぜひ探してみてください。

(まいどなニュース/norico)

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