123kgからマイナス57kg 「親より先に命を落とすかも」恐怖から始めた5年の挑戦…変わったのは体だけじゃなかった
「このままだと、親より先に命を落とすかもしれない」。123kgだった当時、そんな恐怖に駆られた女性が、5年かけてマイナス57kgの減量を達成。その驚異的な変化と赤裸々な体験談がThreadsに投稿され、反響を呼んでいます。
投稿主は、ひさな(@hisana_diet)さん。単に痩せただけでなく、心も人生も前向きに変わったという彼女の挑戦の軌跡を追いました。
「首がなく、丸太のような体型でした」と当時を振り返るひさなさん。健康診断で危険な状態を指摘されただけでなく、日常生活にも不便を感じていました。黒い服やパンツスタイルばかりで、映画館では隣に迷惑をかけていないかと気を使い、心から落ち着けなかったといいます。
そんな中、両親から「このままだと大変なことになるよ」と冗談まじりに言われた一言が胸に刺さり、「親より先に命を落とすかもしれない」という恐怖が決定打となりました。
ダイエットを始めたのは2020年。そこから約5年かけて、57kgの減量に成功しました。
「停滞期もありました。1年ほど全く体重が動かなくて、心が折れそうになったこともあります」
その壁を乗り越えるきっかけになったのは、信頼できる人への相談でした。食事や生活を見直し、「今の自分に合った方法」に切り替えたことで再び前に進むことができたと語ります。
変わったのは体重だけではありません。以前は休日になると一日中寝て過ごすことが多く、喘息や風邪にも悩まされていましたが、今では体調不良は激減。「病気になりにくくなったのが大きな変化です」と話します。
気持ちの面でも、背筋が伸びて人と目を合わせて話せるようになり、他人に優しく接する余裕が生まれたそうです。服装も黒一色から明るい色や花柄のワンピースへと変わり、「入る服ではなく、着たい服を選べるのが嬉しい」と笑顔を見せます。
痩せて一番嬉しかったことを尋ねると、「可愛いって思えるようになったこと」と答えました。鏡を見るのが嫌で仕方なかった頃から一転し、今では毎日のファッションを楽しめるようになったといいます。店舗での試着も気兼ねなくでき、映画館でも端の席にこだわらなくなりました。「痩せたね!綺麗になったね」と周囲から言われることも増え、自己肯定感が高まったと感じているそうです。
家族や友人からも多くの言葉をもらいました。母から「すっごく痩せたね」と言われた時は特に嬉しかったといいます。妹とは昔の写真を見て笑い合い、友人からは「顔つき良くなったね」と声をかけられました。職場や近所の人から「別人みたい」と驚かれることもあり、大きな変化を実感したといいます。
もし過去の自分に声をかけられるなら、「焦らなくていいし、完璧じゃなくてもいい」と伝えたいと話します。そして、「自然に笑える日が必ず来るから、諦めないで」とエールを送ります。
最後に、同じように体型や体重で悩む人に向けて、こう語ります。
「毎朝、自分を褒めてあげてください。最初は難しくても、続けるうちに『今日の私も可愛い』と思えるようになります。誰かを頼るのも立派な方法。あなたはひとりじゃありません」



