自宅からすぐの「用水路でカワセミを激写」 愛らしさに驚き「よくこんな近くで」「小さな美に感動」

「うおおおお~自宅からの最短撮影距離約200メートル

街中の用水路でカワセミちゃんを激写しました」

 カワセミは美しいコバルトブルーの羽毛が宝石にもたとえられる水辺の野鳥です。この小鳥が街中の用水路でたたずむ様子をとらえた写真が「X」で大きく注目されました。

 撮影者は「かつきしょうへい」(@shoheikatsuki)さん(以下、かつきさん)といい福岡在住で10年以上のキャリアを持つカメラマンです。かつきさんは野鳥撮影が趣味なのだそう。

「なんと愛らしいカワセミさんでしょう。よくぞこの姿を捉えてくださいました。」「よくこんな近くで撮れましたね ちょっと意識してポーズをとってくれている気もします」「美しい 小さな美に感動です」

身近な場所で撮影されたカワセミの姿に魅了された人たちからコメントが届いています。

 かつきさんは続けて、カワセミを撮影したときのことを映画風にまとめた再現動画を「YouTubeチャンネル」に投稿しました。いつもの散歩道でたまたま用水路の上にかかる橋で立ち止まって下を見ると、水路より一段高い場所の端にいるカワセミの姿が目に飛び込んできます。かつきさんはあわててスマートフォンで撮影し、それから「また会えるかも…」と今度は高精度のデジタルカメラを用意して橋の上を通るたびにチェックし続けます。そしてとうとう、「再会」の時がやってきて…かつきさんに撮影時のくわしい話をお聞きしました。

■奇跡の出会い

--最初にカワセミを見た時のことを聞かせてください。

最近、野鳥撮影を始めてカワセミもよく撮りに行っているのですが、まさか家のすぐ近くで見るとは思っていなかったので、初めて見た時はビックリすると同時になんでこんな所にいるんだろう?と不思議にも感じました。

--同じ場所で「再会」した時のお気持ちは。

一眼カメラを持ってまた再会した時はやったーという喜びと同時に撮り逃すまいと急いでシャッターを切りました。それから再び見ることはなくなったので少し寂しさもあり、あの時の出会いは奇跡だったんだなと思いました。

--それぞれの撮影時に使用した機材を教えてください。

最初に撮影したのは「iPhone」です。次に撮影したのはデジタル一眼カメラ「Sony α1 2」でレンズは「FE 400-800mm F6.3-8 G OSS」です。焦点距離800mmで出来るだけ大きく撮りました。残念ながら飛翔は撮れませんでした。

■「街中でカワセミに出会った」というストーリー

 ポストには記事執筆時点で「6.9万件」もの「いいね」がついています。かつきさんは「.投稿したらみるみるうちにいいね、リポストが増えて正直驚きました。カワセミの写真はたくさん投稿されていますし、僕が撮った写真よりもすごい写真もたくさんあるので、なぜこの写真が反響を呼んだのか不思議に思いました」と反響への感想をのべ、さらに「今考えるとカワセミの可愛らしさと街中で出会ったというストーリーが多くの人の反響を呼んだのかなと思います」とふり返りました。

 かつきさんが用水路で最初に見たカワセミと、再び同じ場所で見かけたカワセミが同じカワセミだったかどうかはだれにも分かりません。最初のカワセミとは違う、別のカワセミだったのかもしれません。しかし、インタビューの回答からは「再会」を信じるかつきさんの気持ち、また会いたい、というつよい願いが伝わってきます。その思いが届いて、いつかまたこの用水路でカワセミと出会えたら良いですね。

(まいどなニュース特約・山本 明)

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