「こんなところに蜂の巣が…」働きバチが活動し始めたら、個人駆除は危険→どうすれば!?【専門家が解説】

5月に入って暑いと感じる日が増えるにしたがって、蜂の姿を見かけることが増えてきました。カインズの公式X「となりのカインズさん」(@cainz_san)では、蜂の巣を見つけたときの注意点を専門家が説明しているカインズのホームページを紹介しています。

■危険な蜂を見極める方法

ホームページでは、まず注意が必要な蜂の分類について説明しています。専門家によると、蜂は大きく2種類に分けられるそうです。

・原始的で単独行動をする蜂

・社会性を持ち、集団生活を営む蜂

さらに、

・狩りをする肉食の蜂

・花粉や花の蜜を集める草食の蜂

に分けられるとのこと。そして、「社会性のある肉食の蜂」である「スズメバチ」と「アシナガバチ」が注意が必要な代表格の蜂であるといいます。

スズメバチやアシナガバチを見極める簡単な方法は、見た目と音での識別で、具体的には以下のものだそう。

・黒と黄色の縞模様を持っている

・2センチ以上と体長が長い

・低くて大きな羽音を響かせて飛んでいる

■家の軒下や庭に蜂が巣を作っていたらどうしたらいい?

それでは、家の軒下や自宅の庭など、身近な場所で蜂が巣作りをしている姿を見かけたら、どうしたらよいのでしょうか。

巣作りが始まったばかりで働きバチが1匹もいない状態であれば、駆除に伴う危険は少ないといいます。スズメバチが活動を始めるのは、冬を越した女王バチが巣作りを始める4月下旬のゴールデンウィークのはじめごろだそうです。スズメバチもアシナガバチも、巣は毎年新しいものを作るそうで、蜂の群は毎年1匹の女王バチからスタートするといいます。つまり、この時期は女王バチしか存在しないとのこと。

夏になると一気に個体数が増えるため注意が必要ですが、ワンオペ育児期の女王バチなら個人でも駆除が可能だそうです。一部の種を除いて蜂は昼間に活動するので、夜に殺虫剤を吹きつければ駆除することができるということです。

■働きバチが活動を始めると個人駆除は難しい

働きバチが活動を始めた後に駆除する場合は、しっかりした安全対策が必要だそうで、働きバチが出入りしている場合は、プロに依頼するのが賢明だということです。

社会性を持つスズメバチやアシナガバチが人を刺すのは、「巣を守るため」。そのため、巣を作られないように予防することも大切だそう。

一度巣を作った場所は、再び巣が作られる傾向があるそうなので、一度駆除した場所は、再び巣作りされないように、

・毎年4月末ごろにパトロールする

・巣を見つけたら、女王バチが1匹のうちに夜間に殺虫剤で駆除する

・巣を作られた実績がある場所や、軒下やベランダ、庭木や生垣、天井裏や床下などに残効性のある殺虫剤を噴霧する

・スズメバチやアシナガバチの巣作りの場所が定まる6月くらいまで、1週間おきくらいに定期的に見回り、殺虫剤を吹き付ける

などの対策をおすすめしています。

▽出典

・となりのカインズさん(カインズ公式)「蜂の巣って、どんな場所にできやすいの?」

・となりのカインズさんホームページ「蜂の巣駆除は自分でできる? 小さな巣を見つけたときの応急処置を専門家に聞いた」

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス