公園に捨てられ、やむなく託された動物病院で半年のケージ生活 先代猫と同じ“短いしっぽ”を持つ猫に、飼い主が感じた運命とは
保護猫を家族として迎え入れることは、その子に新たな未来を約束し、飼い主さん自身も大きな幸せを得るきっかけになるでしょう。
X(ツイッター)ユーザー・トラきち@シスねこさん(@systemneco)と愛猫「トラオ・トラファルガー・トラきち」ちゃん。普段は「トラきち」ちゃんという愛称で呼ばれています。
トラきちちゃんと飼い主さん家族は、どのようにして家族になり、どのような日々を紡いでいるのでしょうか?
■先代猫との悲しい別れ、突然訪れた出会い
茶トラの毛並みと、短くうずを巻いたようなしっぽを持つトラきちちゃん。その出会いの背景には、先代猫チャイちゃんの存在がありました。
「チャイが亡くなった後、ご縁をつないでくださった保護猫活動をされている方のサイトでトラきちを見かけたんです。でも、そのときはチャイを亡くしてまだ日が浅かったため、迎える決断ができませんでした。それでも、どうしても気になって……」
トラきちちゃんは、箱の中に入れられ、上に石が置かれた状態で公園に捨てられていました。それに気づいた人に保護され、一度は家に迎えられましたが、先住の猫や犬との相性が合わず、やむなく動物病院に託されたといいます。
当時、トラきちちゃんは動物病院で半年ほど過ごしていました。飼い主さんは、トラきちちゃんに会いに行くことに、夫と一緒に動物病院を訪れました。
「トラきちが先生や看護師さんに甘えている姿を見て『この子なら安心して迎えられる』と思いました。夫におとなしく抱っこされている姿がとてもかわいらしかったです」
また、トラきちちゃんの短いしっぽは、飼い主さんにとって特別な意味を持ちました。
「先代猫チャイちゃんとそっくりなしっぽだったのです。『これはチャイが繋いでくれたご縁だ』と感じました」
こうして2018年11月、トラきちちゃんは新しい家族として迎えられました。
■トラきちちゃんと新たな生活をスタート
お迎え当初のトラきちちゃんは、新しい環境に戸惑い、ごはんを食べずに隠れてしまう日々が続きました。
「最初は隠れてしまって、ごはんも食べませんでした。病院ではシーツの上で排泄していたと聞いていたので、トイレを使ってくれるか不安でしたが、問題なく使えてホッとしました」
次第に行動範囲を広げ、1週間ほどで新しい家になじみ、「ここが自分の家だ」と感じてくれるようになったといいます。
「半年間ケージ暮らしだった影響か、家に慣れてからは元気よく駆け回るようになりました。猫じゃらしで遊ぶと見事なジャンプを見せてくれるんです。チャイが使っていたキャットタワーで遊び、同じ場所で日向ぼっこしている姿を目にしたときは、とてもうれしかったです」
■今、飼い主さんがトラきちちゃんに伝えたいこと
トラきちちゃんは、現在9歳を迎えました。
「食いしん坊で、毎日ごはんを完食します。おもちゃを噛んだり投げたり、遊ぶのも大好き。自分の毛でボールを作って追いかけたり、私たちのもとへボールをくわえて持ってくることも。しばらく撫でていると、『止めて!』と言わんばかりに猫パンチをお見舞いされます」
もうすぐトラきちちゃんと過ごして10年になる飼い主さん。これまでの歩みを振り返り、次のように語ってくれました。
「いつまでも暴れん坊、食いしん坊のトラきちでいてほしい。『しっかり食べて、しっかり排泄して健康でいてね』と伝えたいです」
優しい飼い主さん家族に囲まれて、のびのびと生活しているトラきちちゃん。そんな家族みんなのことを、チャイちゃんはお空の上から見守ってくれていることでしょう。
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)
関連ニュース
-
「お母さん、猫を保護したから迎えに来て!」娘の緊急連絡で迎えた小さな命 “犬派”の夫も「天使みたい!」とメロメロに シニア期を迎えた今、願うこと

-
「ウチの猫がまだ毛玉だったころ」ソファの上でちんまり眠る子猫の姿に6.2万件いいね「ちっこいかわいい」「未来はデカい毛玉だよきっと」

-
21年近く生きた愛猫を失い、悲しみに暮れる日々…保護猫との出会いが立ち直らせてくれた「うちに来てくれてありがとう」

-
「離れ離れにできない」譲渡会で出会った姉妹猫を一緒にお迎え 飼い主さんが母猫に誓ったこと

-
保護直後は威嚇ばかり…それが今では!? “別猫”のように変わった表情に感動する声続々「優しいお顔に」「おめめが信頼を語ってる」

