母猫が連れてきた子猫きょうだい 人見知りでも慣れるとゴロニャーンの甘えん坊

2023年春、関西エリアのとある民家のテラスに、親子猫がエサを食べに来るようになりました。民家の家主さんは、まず母猫にTNRを実施。産まれて間もない子猫きょうだいは野生動物などの被害に遭う危険も考えられたため、いったん保護。しばらく子猫きょうだいの世話をし、後に新しい里親さんの元へと譲渡することに決めました。

■おっとりタイプとしっかり者

子猫きょうだいの名前は、オスの茶トラ猫が「万千代くん」、メスのサビ猫が「花姫ちゃん」。生後10ヶ月ほどの月齢に成長しました。2匹はとても仲良しで、いつもくっつきあって過ごしています。ちょっと人見知りなところも共通点ですが、その性格は少し違います。

初めての人を前にしたとき、万千代くんはジッと固まってしまいます。花姫ちゃんは「シャー」と威嚇。その後、少し距離を保ち様子を見るようなところがあります。ビビリな一方、おっとりした性格の万千代くんのことを、しっかり者の花姫ちゃんが守っているようにも映ります。

性格は穏やか。噛み付いたり、爪で引っ掻くような攻撃的な行動は見せることはなく、「この人、悪い人ではないんだな」と認識すると、きょうだい揃ってゴロニャーン。いかにも猫らしいかわいさを持つきょうだいで、保護主さんもその姿についほころんでしまうと言います。

■常に2匹一緒でも、他の猫も大好き

また、2匹とも「初めての人」はちょっと苦手ですが、他の猫とのコミュニケーションはバッチリ。まだ若い月齢にもかかわらず、保護主さんの家にいる先住猫に「一緒に遊ぼうよ」と誘うこともあるバイタリティもあると言います。

当初保護した家主さんは、こんなにかわいい万千代くんと花姫ちゃんを幸せへと繋ぐべく、2匹一緒に迎え入れてくれる里親さんとの出会いを目指することにしたというわけです。

後に、猫のサポートをする会社「ねこから目線。」にも協力依頼をし、同社でも里親募集を呼びかけることになりました。

保護主さんの元で、今日も仲良く過ごす万千代くんと花姫ちゃん。さらなる第二の猫生でも、2匹一緒に安心して過ごせる日々が送れると良いなと思いました。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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