軽自動車ユーザー「普通車のほうがよかったと思うときがある」4割強 「荷物スペースが足りない」「加速が悪い」などの声

軽自動車ユーザーのみなさんは、軽自動車に対してどのような意識を持っているのでしょうか。軽自動車を利用している全国の男女657人に調査をしたところ、4割強の人が「普通車のほうがよかったなと思うときがある」と回答しました。なお、普通車のほうがよかったなと思う点については、「車内の広さ」「加速」などに回答が集まったそうです。

カーリース月額定額サービス『おトクにマイカー 定額カルモくん』を運営するナイル株式会社(東京都品川区)が、2023年7月にインターネット上にて実施した調査です。

はじめに、「普通車のほうがよかったなと思うときはありますか」と聞いたところ、「ある」と答えた人は44.7%、「ない」と答えた人は55.3%となりました。

さらに、「普通車のほうがよかったなと思う点」を教えてもらったところ、「車内の広さ」(30.4%)、「加速」(23.0%)、「安全性/安定性」(16.1%)、「長距離運転/高速道路」(10.9%)などが挙げられました。具体的には、「荷物を積むスペースが足りない」「大人数で出掛ける際に4人までしか乗れない」「走り出しの加速が悪い」「山道や坂道でぐんぐん上がれない」などの声が寄せられています。

その一方で、全体の87.5%が「軽自動車にしてよかったと思うときがある」とも回答。「軽自動車にしてよかった点」としては、特に「コスト面が安い」(42.3%)や「小回りが利く」(34.5%)に回答が集まりました。

具体的には、「高速代が安い」「自動車税が安い」など、維持費が安く抑えられる点に関する意見や、「狭い道でも安心して通れる」など取り回しのしやすさを挙げる人も見られました。ちなみに、「その他」(3.6%)には、「スライドドアの位置が低いので乗り降りしやすい」といった意見も見られ、子供や年配者がいる家庭でも利用しやすいことがうかがえました。

また、「軽自動車に乗る前とイメージのギャップ」については、33.3%の人が「ギャップがある」と回答。「ギャップがある」と答えた人に「ギャップを感じた点」を教えてもらったところ、「広さ」(26.2%)、「加速」(21.5%)、「運転のしやすさ」(19.8%)、「乗り心地」(11.0%)などが上位に挙げられました。

なお、「広さ」については、「居住性がかなりよいと感じた」「意外と中が広い」など、イメージ以上によかったという意見がある一方で、「圧迫感がある」「運転席が狭い」といった声が寄せられました。また、「加速」についても「装備が充実でパワーも不満なし」「思ったより走る」という声がある反面、「スピードが出ない」「走り出しが遅い」といった声も見られたそうです。

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