いつの時代も子育て中のパパやママは大忙しです。外食中は子どもを見ながら急いでかきこんだり、電車でぐずりっぱなしの子どもをだっこであやしたり…。ときには親と子どものクスっと笑えるやり取りがありながら、日々奮闘している家庭もたくさんあります。

そんな親御さんのことを、街のお店や周囲の人は気にかけてくれているようで、あたたかな気遣いにほっこりすることも。

そこで、パパやママを労った温かい気持ちになれるもの、つい笑顔になってしまう子どもとの掛け合いを紹介したものを中心に、今年まいどなニュースで注目を集めた記事を厳選いたしました。

◇　◇

ママパパが涙したラーメン店の「優しい張り紙」に一部非難の声→「うちの店では安心して楽しい時間を過ごしてほしいだけ」と店主思いを語る

家族のことを考えたお店のサービスについて投稿したInstagramが話題になり、「素晴らしき優しさ」とSNSで拡散されました。

【お子様連れのお客様へ】

お父さん、お母さんが

順番に食べられるように、

ラーメンをお出しするタイミングを

ずらしてお持ちいたします。

どうぞ遠慮なく申し付けください

ベビーフードの温め、ミルクのお湯などもお気軽に。

せっかくの外食なので

盛大に散らかし

遠慮なく泣かせてください

中華そば　丸藤商店　3児の父親の店主より

各メディアがこちらの張り紙を報道する中、賛否両論の声が飛び交うこととなり藤川さんご自身もかなり戸惑いを感じられていたそうです。

親もせっかくの外食であれば美味しいものを熱いうちに気持ち良く食べたい…。それでもやはり子どものことを優先し、かつ、周囲にも気を配り…となるとなかなかそう願い通りにはいかないものです。もちろん、子連れに向き・不向きの飲食店があり、周りのお客さんのことも考えるべきだと思います。そんななか、丸藤商店さんのような優しい心遣いのあるお店を見つけられると本当に救われる気持ちになります。利用する我々も節度を守って、外食を楽しみたいですね。

4歳娘「言いたかった…」郵便局でまさかのミス→従業員のやさしさにほっこり「お兄さん有能すぎっ」

「子連れ郵便局で優しさに包まれた話」と題してツイッターに投稿された、育児に迷える親羊☆志水恵美さん（@shimizoon）のマンガが話題を呼んでいます。

小さな娘さんを連れて郵便局に向かった投稿者の志水さん。チャレンジ精神旺盛な娘さんは「レターパックをください」と注文を伝える役目を買って出ます。しかし、道中でそれを失念してしまった志水さんが郵便局で自ら従業員の方に注文してしまい、娘さんは「（注文を）言いたかった…」と意気消沈。

そこで咄嗟に機転を利かせた従業員の男性が、「お兄さん（注文が）よく聞こえなかったなぁ…？」と娘さんに促し、娘さんに注文するチャンスを与えてくれたそうです。娘さんは元気に「れたーぱっくのあかください！」と注文できたのでした。

ツイッターでは男性の咄嗟の機転を絶賛する声が続出、3.2万ものいいねがつきました。また、投稿者の志水さんも男性の対応に「神様！！！」と絶賛。心温まるほっこりエピソードとなりました。

パトカーの窓が開いて…夜道を散歩する母子にお巡りさんがかけた言葉が話題　母親「心休まりました」

夜、散歩している時に後ろから近づいてきてパトカーが真横に来て停車したら…何も悪いことはしていないのにドキッとしますよね。幼な子を連れて散歩していた、まや@3y+36w1d→5mさん（@MxJ_0921）は実際にそんな体験して、そのときの様子をSNSに投稿して話題になりました。

 投稿者さんはその時のことを「夜のお散歩をしてたらパトカーがスーッと停まって窓が開いて、こんな遅くにって怒られるんかなとちょっと身構えたんやけど、『寝ないですか～？大変ですね！うちも小さい子がいるんですが、夜寝ないんですよ…今日もたぶんまだ寝てないと思います～』って寄り添ってくれて、すき…ってなった」と、ツイート。

SNSでは、「寒くなってきたから母子共に夜のお散歩暖かくしてくださいね」「こちらも同じような事がありました。パトカーが夜の帰り道並走してくるので身構えていたらスッーと窓が開いて、『お家はどこですか？この先でひったくりがあったのでお家まで並走します』って」とたくさんの温かい反響があり、「いいね」は6.8万件にもなりました。寝かしつけるのは大変ですが、小さな子どもを連れて夜道のお散歩、くれぐれもお気をつけて。

「今日は叱らないでください」「後片付けもしないでください」　お子さまランチに添えた店からのメッセージに涙

注文した料理の脇に、その紙片は置かれていました。お子さまランチに子どもたちが大喜びする中、気づいた夫は一読して何も言わず妻へ渡します。「子供は汚す事の名人です」で始まる8行の文章。「今日は叱らないでください」「後片付けもしないでください」「せめて今日だけは何も気にしないでゆっくり食事をしてください」というレストランからのメッセージが記されていました。

「ファミレスでね、お子さまランチのプレート横に、そっと置かれてたメッセージに思わず目がうるんだよ」。Twitterユーザーのトリッシュ（@torish935）さんが公開した写真に４万近いいいねが集まりました。福岡県北九州市のデパート「小倉井筒屋」の「ファミリーレストラン」を利用した際の出来事といいます。

何かと周囲に気を遣うことが多い子連れの外食。「お店に迷惑をかけたら」と考える親の気持ちを軽くしてくれるメッセージに、「子育て中だと嬉しいね」「泣いちゃう」「飲食店で働く者としてこの気持ちあります。「すみません」「ありがとうございます」と言ってくれる方にはお気になさらずにと心から思います」などのコメントが寄せられました。

ファミリーレストランからのメッセージ、最後の1行は「私たちは元気な子供たちが大好きです」だったといいます。

子連れ出張の帰りの新幹線、ギャン泣きのわが子　困り果てたお母さんの前にヒーローが現れた　「想像するだけで涙出る」

子連れ出張の帰途の新幹線。車内に響き渡るようなギャン泣きのわが子にTwitterユーザーのめろんソーダ（@DayoMelon）さんは困り果てていました。座席を離れてあやしても泣き止んでくれません。途方に暮れる母親の前にヒーローが現れました。

 「前の席の隙間から特大のエルモがヤァ！って感じで登場してお子大爆笑。そのまま降車駅まで20分くらいエルモが色んな動きでお子を笑わせ続けてくれた。」と思いがけない出来事をツイートすると、9万近いいいねが付きました。「こんな優しい人に私はなりたい」「思わずウルっときた」「この光景想像するだけで涙出る」ともらい泣きする人が相次いでいるようです。

Twitterユーザーの称賛を浴びたエルモの親子ですが、同じような経験がある人もいるようで、「ストローの袋でキリン作って背もたれから見えるように動かしたら泣き止んでくれた」「光るブレスレット渡した」「一時期シールを持ち歩いてた、泣いてる子どもちゃんにあげると泣きやむことある」とおすすめのアイテムを披露するユーザーもいました。