子どもの「遊んで、話を聞いて」攻撃→「うるさいっ!あっち行ってて!」と言いたくなっちゃう ママが必死に考えた対応策

「赤ちゃんの後追い」は、一般的に生後7カ月くらいから始まり、10~18カ月をピークに、2歳くらいまでには治まると言われています。ママを追いかけてどこでも付いてくる様子は可愛いですが、毎日だと「ゆっくりトイレも行けない」「ご飯の支度もろくにできない」など、イライラやストレスの元になってしまうこともありますね。ちなみに赤ちゃんだけでなく、2~3歳の子が「ねえねえ、遊んで~」とまとわりついてくることや、年長~小学校低学年の子が「ねえねえ聞いて聞いて」と絶えず話しかけてくるのも、一種の“後追い”と言えるかもしれません。「うるさいっ!あっち行ってて!」とは言えませんし、家事で忙しいのにあまり相手もできないし…。保護者のみなさんは日々どのように対応しているのでしょうか。

■帰るなりがっつり「おんぶ」

▽Oさん・事務職/子ども1歳(男の子)

入園して半年経ちますが、保育園ではかなり頑張っているのか気が張っているのか、ほとんど泣かず、むしろ楽しんで過ごしているそう。でも、お迎えに行った瞬間大泣き、帰っても私の足に抱きついて泣く。後追いどころか「へばりつき」ですね(笑)。

入園当初はずっーと抱っこしたりおっぱいをあげたり、家事はほとんどせずに夕飯も買ったお総菜や冷凍食品などで済ませていました。

旦那は「しょうがないよ、(買ったもので)全然かまわないよ」と理解があり、洗濯などもやってくれましたが、ずっと抱っこの私は正直気が狂いそうでした…。

どうしたもんかと悩んでいると、ママ友から「家はもうずっとおんぶだよ。とにかく両手が空くから家事できるよ!」と聞き、さっそく帰宅後すぐにおんぶ!

最近の抱っこ紐はよくできていて、おんぶして家事をしても肩も腰もほとんど凝らない。

私と常に密着しているので子どもも愚図らず、その上想像以上にスイスイ家事ができて快適!

まあおんぶ癖ついちゃうかだけが心配ですが、ともかく子どもにまとわりつかれず泣かれず家事が進むのは捨てがたいですね。

   ◇   ◇

…なるほど、帰ってすぐさまがっちり背中に背負うのはいい方法ですね。子どもも日中ずっと離れていたママとくっつけて安心するし、何より両手が空くのはありがたい! 体重重い子だとちょっと辛そうですが…。

■抱っこして家の中を歌いながら探検

 ▽Tさん・経理/子ども2歳(女の子)

1歳の時はそんなに後追いはなかったのですが、2歳になる少し前くらいから、とにかく「一緒に遊んで、お歌歌って~!」攻撃が始まりました。

揚げ物などしているときも容赦なく台所に突入してきて私の手を引っ張ります。

「ちょっとあっち行っててね」なんて言おうものなら、その場でひっくり返って泣きわめく! 魔の2歳児とはこのことか…と居間に連れて行って10分ほど相手をしても、また泣いてまとわりついてきます。

「あ~、もうなんにもできないじゃないの!」とムシャクシャして子どもにあたってしまいそうになったときも。

そんなとき、家の中にある大量のぬいぐるみを見て思いついたのが…そのぬいぐるみを家のあちこちに置き、歌の大好きな娘と一緒に歌いながらぬいぐるみを発見するゲーム。

20分ほどやると、娘も満足して、発見しながら集めたぬいぐるみと歌いながら1人で遊んでくれます。

これが意外と飽きずに毎日続いています。20分と書くと長く感じますが、ひとしきり済めばまとわりつかれず集中して家事ができるので、めっけもんの方法でした!

   ◇   ◇

…ママと歌って探索しながらぬいぐるみを見つける、ちょっとしたドキドキ感もあるし、遊び心をくすぐり、かつ満足させる方法ですよね。これは真似してみたい!

■隠し球おもちゃを与え回し

▽Mさん・フリーライター、11歳(男の子)、8歳(女の子)、1歳(男の子)

長男がとにもかくにも甘えん坊で、0歳で入園したときから4歳くらいまでは朝の登園時も週3日は涙のお別れ(笑)、保育園から帰ってからも、まあひどい。

0~2歳の頃は、帰宅した途端私のおっぱいを探し出して吸い付きなかなか離れず、落ち着いたと思ってテレビを見せてもすぐにまとわりついて泣く。

しばらくは「はいはい」と声と足で(!)あやしてまとわりつかせながら料理してましたね(笑)。今考えるとかなり危ない…。

まとわりつきと号泣がもっともひどくなった1歳10カ月頃、もらったのに遊ばずしまいっぱなしのアンパンマンの色んな音が出る消防車のおもちゃがあることを思い出し、半ばやけくそで与えてみました。すると夢中で遊ぶ遊ぶ! おっぱいに勝るあやしグッズだったようです(笑)。

でもしばらく日が経つとそれも飽きてしまってまたまとわりついてくるので、思い切ってほかのおもちゃ(大好きなアンパンマン系)も何点か買い、2~3日おきにとっかえひっかえ与えました。

おもちゃを変えるたびに新鮮らしく、夢中で遊んでくれましたね。隠し球おもちゃ与え回し作戦、意外に功を奏しました。

   ◇   ◇

…ちなみにMさんによると、この作戦は子どもさんが5歳くらいまで使えたそうです。3~5歳の頃は戦隊モノのおもちゃやプラレールが活躍していたそう。「現在、1歳の次男も絶賛後追い中なので試してみようと思っています(笑)」とのことでした。

■「あと5分待って」一区切りついたら必ず聞く

▽Aさん・編集/子ども10歳(女の子)、7歳(男の子)

これはいわゆる「後追いエピソード」とはちょっと違うかもしれませんが…。

長女も長男も本来陽気な性格でよくしゃべる子たち。2人がそれぞれ7歳、4歳くらいだった頃、私が仕事でファッション誌の新特集企画を抱えていて、寝ても覚めても企画のことばかり頭にあった日が続きました。

そんな時期、保育園から帰ってきて子どのたちの「ねえねえ聞いて」攻撃にも上の空、挙げ句の果てに「うるさい! ちょっとあっち行ってて!」と怒鳴ってしまう毎日。

最初のうちはそれでもめげずに話しかけてきて、夕飯準備中の私に、また「うるさい!」と怒鳴られ…そんなことを繰り返しているうちに、子どもたちはだんだん話しかけてこなくなり、あれだけ賑やかだった夕飯時もだまりこくって暗い顔で食べるように。

そんな子どもたちを見て、「ハッ!」っと我に返りました。

猛反省して、「ごめんね。ママ今とても大事な仕事を抱えていて、そのことで頭がいっぱいで2人の話ちゃんと聞いてあげてなかった。ママは2人のお話聞くの本当に大好きだから、これからはいっぱいお話ししてね」と謝りました。

数日はなんとなく子どももおどおど話しかけてきましたが、すぐに弾丸トークが戻ってきました(笑)。でも、やっぱり手が離せずゆっくり聞けないときもある。

そんなときは、「あっち行ってて!」とか「後で!」と強い口調で言わず、笑顔で「あと5分くらい待っててね。聞きに行くよ~」とゆっくり優しい口調で言います。もし5分以上過ぎてしまっても、しっかり約束を守れば大丈夫。

一時はあれだけ「うるさい!」と思ってた子どものおしゃべりが、今では私の癒しになっています。

   ◇   ◇

…時間を作って子どもの話を聞くって、簡単なようで実はとても大変。しかもバタバタしているときは「ねえねえ」がイライラの元になることも。でも、料理や洗濯が一段落ついたときに、ほんの数分でもしっかり目を見て耳を傾けてあげてみては。ママが聞いてくれると思えば、子どもも「待つ力」が身につくかもしれませんね。

(まいどなニュース/BRAVA編集部)

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