手伝いに来てくれた「実母」とは…なぜか毎回“言いたい放題”の口げんか 実は「義母」のほうが頼りになる理由

何かと頼りになる「ばあば」の存在。実母より、旦那さんのお母さんのほうが頼れる!…というママも少なくないようです。実母は近い存在だからこそ、煩わしく感じてしまったり、疎遠になったりすることもありますよね…。「実母よりも頼りになる義母の存在」について、ママたちに聞きました。

■実母だと、細かいことをネチネチ突っ込んでくる…

実母より義母に頼る理由、それはやはり「口出し問題」が多いようです。実母に頼んでいたけど、子どもの教育から何から何かといろいろ言ってくることに嫌気がさし、今ではすっかり義母頼り! な2人のママを紹介します。

   ◇   ◇

▽何から何まで口出ししてくるので、ストレスMAXに

私の母は徒歩5分ほどの距離に住んでいて、子どもが2歳くらいまでは、保育園のお迎えや残業のある時は夕飯を食べさせてもらったりしていました(週1~2くらいですが)。でも、そのたびに「この洋服、Aちゃん(子ども)には似合わないし、品がないわよ」「もう少し部屋をキレイにしなさいよ、見苦しい」など、絶え間なくいろいろなことを言ってくるんです。

見てくれるのは感謝しているし、口うるさくなってしまうのも分かるのですが、毎回ケンカ気味の言い合いになってしまうので、ストレスMAXに…。

ある時主人の母(5駅先に住んでいる)にお願いしたら、快く引き受けてくれ、喜んで面倒を見てくれて。しかも母のようにいろいろ言ってこないし、話題も合って心地よい。今は週1くらいで義母にお願いしちゃってます。母はたまに遊びに来る程度です。

〔Iさん、子ども4歳〕

   ◇   ◇

▽受験問題で疎遠に…

車で20分程のところに住んでいる母。子どもが4歳くらいまでは保育園の迎えなど頼り切っていたのですが、年中くらいから「小学校受験させないの? 塾の送りとかならやるわよ」と言い出し…主人も私もまったく受験なんて考えていなかったので、言われるたびにモヤモヤ。「ウチは受験は考えていない」と毎回言っているのに、「今から準備すれば大丈夫」だの「こんな塾がある」だの、まぁしつこい。だんだん母に頼まなくなり、残業をせずに自力で頑張っていました。

定時に帰るのがさすがにキツくなってきたころ、割と近くに住んでいる主人の母に「受験問題」の事情を話してお願いしました。義母もそれなりに口出しはしてきますが、受験のことは一切言わないので、今はすっかり義母頼り。週3ペースで子ども2人のお迎えをお願いしています。ありがたい!〔Tさん、子ども6歳・2歳〕

■「住んでいる距離」という物理的な問題

実母が遠方に住んでいるから、というのも義母に頼る理由の一つ。とはいえ、義母との折り合いが悪いとキツイですよね…義母に頼れる存在になってもらうために、ある努力したママを紹介します。

   ◇   ◇

私は都内在住ですが、実家が福島県なので、母に頼るのは無理。上の子が3歳になって時短勤務が終わり、どうしても残業しなければいけない日も出てきた頃、主人の母に週2ペースでお迎えをお願いすることにしたんです。

もちろん快く引き受けてくれたのですが、子どもにおやつをたくさんあげてしまったり、洗濯物の干し方にダメ出しされたり。「ムムム!」ということがかなり多かったのですが、他に頼める人もいない…。

そこで、「ばあばが来た日はおやつでお腹を満たしてもいい」「洗濯物の干し方は人それぞれ。口も出したくなるもの」など、ポシティブに考えることに。気持ちもコントロールでき、義母さんにも素直に感謝できるようになりましたね。

決して私が「デキた人間」というわけではありません。最初の頃は旦那に愚痴ったり、子どもにすら八つ当たりしていました。これじゃアカン! と思い、アンガーマネジメント(怒りをコントロールする)の本を読むなど、それなりに頑張りました(苦笑)今ではこの気持ちの鍛錬が、子育てするうえでもかなり役立ってるので、一石二鳥!?〔Uさん、子ども6歳・2歳〕

■実母にはなぜかすごく気を遣ってしまう

「この世で一番気を遣うのは実母」というママを紹介。なぜ実母に?と思ってしまいますが、そういうママも意外と少なくないようです。それは確かに義母に頼らざるを得ないですよね…。

   ◇  ◇

小さいころから母に「あなたはいっつも感謝の気持ちが足りない」と、ずーーっと言われ続けてきました。自分ではちゃんとお礼を言ったり気持ちを伝えているつもりでも、毎回ダメ出しされ、呆れられ…なので、今でも母はこの世で一番気を遣う人なんです。顔色をうかがってしまうというか。

子どもをお願いしても、その後「感謝の気持ちが足りない!」と言われるのが嫌で、今までも頼ったことはありません。義母とは主人と結婚する前から仲良くしてもらっていて、「気を遣わなくていい第二の母」のような存在。住んでいる場所はそんなに近くないので、本当にピンチのときだけ来てもらったり、休日に遊びに行ったときに数時間子どもを見ていてもらう、という感じで頼りにしています。

なんかちょっと重めな話になってしまいましたが、母との関係が悪いというわけではないので(苦笑)。〔Yさん、子ども6歳・3歳〕

■実母は予定ぎっちりで頼めない…

「実母はかわいい孫の行事よりも自分の予定優先!」というママを紹介します。孫の運動会や学芸会よりも、自分の予定を優先させる実母を持つママの心中とは?…自分の世界を持って元気でいてくれるのはありがたいことですが、義母を頼りたくなるのもうなずけます…。

   ◇   ◇

私の母は徒歩10分圏内に住んでいますが、ともかく忙しい人。習い事やら友達との約束やらで、常に予定がびっちりなんです。子どもの行事も予定が重なって、「ごめんねぇ~、今回も行けそうにないわ」ばかりなので、もう声もかけなくなりました(苦笑)。

主人の母は、私の子ども3人分の運動会、学芸会、卒園式や卒業式などにも喜んで来てくれます。運動会には美味しいお弁当をたくさん持ってきてくれて。一度子どもが熱を出してどうにもならないときに母に連絡したら、「ごめん! 友達と約束があるの。ドタキャンはできないわ」と言われ、二度と頼むもんか! と、私も半ばやけくそ気味に頼ることはなくなりました。

どうしようもないときは、必ず義母にヘルプをお願いしています。私が風邪を引いて寝込んでいるとき、食料をどっさり買ってきてくれたことも。本当に助けてもらっています。〔Hさん、子ども14歳・12歳・7歳〕

   ◆   ◆   ◆

本当の親子だと何でも知り尽くしているからこそ、お互い言いたい放題になり、口げんかで終わってしまうことありませんか。そして実の子が産んだ子ども(孫)ゆえに、可愛くて可愛くてつい過干渉になってしまう…とはいえ、ママに気持ちに余裕がないと、実母との言い合いや子どもへの干渉が大きなストレスになってしまうことも。

旦那さんのお母さんはいってみれば「姑」であり、赤の他人です。もちろん合う合わないがありますが、お互い多少の遠慮があるからこそうまくいく、ということもあるのではないでしょうか。

(まいどなニュース/BRAVA編集部)

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