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8匹の猫「八福猫」と暮らしていたら、庭に野良猫やタヌキ、アライグマたちが続々と…!? ある家族のちょっと不思議な物語

神奈川県に住む深田さん(仮名)宅には、8匹の猫がいます。

深田さんは8匹を「七福神」ならぬ「八福猫」と呼び、恵比寿天や毘沙門天など、それぞれ神様の名前をつけて家族で溺愛。室内を猫が快適に過ごせるように改造したり、遊べる棚を自作したりと、“猫ファースト”の生活を楽しんでいるそうです。聞けば、深田さん宅は“猫社会”ではちょっと知られた存在なのか、庭にはよく野良猫や野生の動物たちが遊びに来るらしく…?

8匹の名前は、飼い始めた順に…恵比寿天(オス・7歳)、毘沙門天(オス・7歳)、弁財天(メス・6歳)、大黒天(オス・6歳)、吉祥天(メス・6歳)、福禄寿(オス・4歳)、寿老人(メス・4歳)、布袋尊(メス・4歳)。保護猫で雑種の吉祥天以外は全てチンチラペルシャで、福禄寿、寿老人、布袋尊は大黒天と弁財天の子供です。

「最初に恵比寿天を飼うことになったのは、高校1年生の娘が小学3年生のとき、『誕生日プレゼントに猫が欲しい』と言ったのがきっかけでした」

深田さんはもともと子供の頃から実家で猫を飼っていたこともあり、娘さんの“おねだり”を快諾。奥さんや娘さんと相談して、チンチラペルシャのゴールデンを迎えました。

しかし、それで元来の「猫好き」魂に火がついた深田さん。「1カ月くらい経った頃でしょうか。『1匹だと寂しいよね』という話になって、さらにチンチラペルシャのシルバー(毘沙門天)も飼い始めました。そうなったら、もう止まりません(笑)。あれよあれよという間に5匹まで増え、さらに期待通り大黒天と弁財天の間に子猫が3匹生まれたので、計8匹になりました」

■8匹の中で唯一の野良猫

5匹目として迎えた吉祥天は、八福猫の中で唯一、雑種の元野良猫です。楽しそうに暮らす4匹(当時)に誘われるかのように、深田さん宅の庭にふらりと現れるようになったのが出会いでした。

「吉祥天は今も警戒心が強く、家族以外の人間はもちろん、他の猫にもあまり心を開きません。だから、いつでもひとりになれるよう、棚の一部を加工して、吉祥天専用のスペースも作っています」

■野良猫や野生動物たちの“駆け込み寺”に

実は深田さん宅を訪れるのは、吉祥天のような野良猫だけではありません。住宅地の周辺にはまだ豊かな自然が残っており、野生のタヌキやアライグマ、テンなどがやって来ることも。疥癬症によって全身ボロボロになったタヌキと見られる動物を庭で保護し、最寄りの動物園と相談の上、診てもらったことまであるそうです。

「八福猫たちと暮らすようになってから、不思議なことにウチの庭が野良猫や野生動物の駆け込み寺みたいになっているんです」と笑う深田さん。訪れた猫たちが少しでも安心して過ごせるように、庭には自作の小屋を複数設置しています。迷い猫を保護したところ、それが10kmほど離れた場所で飼われていた猫だと判明。無事に引き渡すことができて飼い主に喜ばれたのも、忘れられない出来事だと話してくれました。

深田さんは「動物たちはきっと何かのご縁があって我が家を訪ねてくれるのだと思います。だからこそ、みんな幸せになってほしいですね」と話し、現在は夫婦で野良猫のTNR活動にも力を入れています。

(まいどなニュース・黒川 裕生)

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