最終有効年月日「2021年12月31日」のワクチンを接種した歯科医芸人 期限切れ?「いえ、有効期限が3カ月延長です」

 新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を振るっています。エッセンシャルワーカーを守り、社会基盤を崩さないためにも3回目のブースター接種は急務でしょう。開業歯科医で吉本興業所属の芸人”パンヂー陳”こと陳明裕さんも医療従事者として、年が明けて3回目を接種しました。今回は、その舞台裏を語ってくれました。(聞き手・山本智行)

--陳さん、元気だけが取りえやのに、きょうは妙に元気ないですね。どないしはりました。自販機のお釣りでも取り忘れはったんですか?

陳明裕(以下、陳):そんなんで落ち込んだりしません!きのうね、3回目のコロナワクチンを接種したんですけどね。過去2回はどうもなかったのに、今回はケンタイ感と肩の痛みがひどいんです。

--ヘンタイ感で肩が痛い、とは?!

陳:ケンタイ感です!ヘンタイな感じで肩が痛いわけないでしょ!しかも、これ見て下さい。年明けのきのう、打ったのにワクチンの最終有効年月日が2021年12月31日になっていたんですよ。

--期限切れのワクチンを打ちはったんですか?

陳:いえ、一緒に渡されたこの紙によりますと、厚生労働省健康局健康課予防接種室からのお達しで有効期限が3カ月延長されたみたいです。っていうか、この書き方では有効期限が伸びたというより、打っても差し支えない期限を新たに定めたって感じですけどね。

まあ、国が差し支えないって言ってるんだから問題ないとは思います。コロナ最前線で働く医者の友人などは、もう去年の内に3回目の接種を済ませていますが、3回目の方が副反応がつらかった、という話はよく聞きますので、山本さんもそのつもりで行きはった方が良いですよ。

--モデルナかファイザー、どっちを打ちはったんですか?

陳:今回は選択の余地があるので、それ、うちの医院の従業員の女の子達も悩んでました。僕は、過去2回はファイザーでしたので、報告では3回目をファイザーじゃなくモデルナにした方が中和抗体価は1.5倍ほど高くなるらしいのですが、ファイザーでも3回目を打つことで抗体価は20倍くらいになるそう。なので、どちらでも十分な効果が得られそうです。僕は、また別のワクチンを打って、新たな副反応が出るリスクなどを考えてファイザーを選びました。

--ワクチンの組み合わせで効き目が違うって事ですよね?

陳:はい、ちなみに過去2回がモデルナだった方は、3回目がモデルナだろうと、ファイザーだろうと中和抗体はともに約10倍で、それほど大きな差はないみたいです。

また、アストラゼネカを2回打った方も、3回目はモデルナを打った方が、ファイザーを打った場合より、2倍近い中和抗体価が得られるそうです。まあ、ビールでも銘柄にこだわる方もいれば、飲めるならどの銘柄でも良いという山本さんのような方もいらっしゃいますからね。

--まあ、どれを打っても効果があるなら私は、ビールと一緒で、早く飲める、いや、打てるやつならどれでもいいです。

陳:それが賢明だと思います。ところで、私が懇意にしているニューヨーク州立大学の先生からのメールによると、あちらは、オミクロン株のせいで1日の感染者が140万人とかで日本とは桁違いの感染者数です。彼は3回目の接種を昨年12月に済ませましたが、既に4回目のワクチンを4月に打つことが決まっているそうですよ。日本でも3回目の接種がひと通り終わったら早晩4回目が議論されるかもしれません。

--ところで、陳さん、前の2回はSNSにワクチン接種されている場面の動画をアップしてはったのに、今回は撮らなかったんですか?

陳:それが過去2回は優しいナースに打ってもらったんですが、今回はコワモテの男性ドクターだったので、携帯は準備して右手に握ってはいたんですが、ビビッて動画を撮れませんでした。

--それぐらいでビビらなくてもいいのに。そんな顔して、意外と小心者なんですね。

陳:顔は関係ありません。実は、午後から自分の医院での診察が控えていたのと、寒かったのでセーターとネクタイを締めたYシャツの下に長袖のヒートテックを着ていたのですが「ワクチン打つって分かってるのに、何で肩の出しやすい服、着て来えへんねん!?」って、多分心の中で思っていた看護師さんやその先生の目線が怖かったんです。山本さんもラクダの長袖肌着で行ったらあきませんよ。僕は結局、肩をめくって出すことができなかったので、上を全部脱いで肩を出しました。

--めちゃくちゃカッコ悪いし、迷惑な話ですね。ところで、去年の第5波の時には、歯医者さんもワクチンを接種する側にも回れるようにするって、マスコミで報道されてましたが、その時は陳さんも打つ方に回りはったんですか?

陳:それがね。歯科医師会が主催するコロナワクチン接種の練習があって、僕も張り切って参加しました。その際、僕はてっきり鶏肉か何かに注射を打つ練習をするのかと思って行ったら参加者がお隣りの席同士でペアを組んでの相互実習に。で、運悪く僕のお隣りはヨボヨボのお爺さん先生で、肩に注射を打たれる時は、お爺さんの手が震えていたんで、すごく怖かったです。その上、僕が注意しなかったら刺入部のアルコール消毒も忘れていたほどで…。

--笑えない話ですね。それって、実際のワクチンを打ち合ったんですか?

陳:いえいえ、さすがにそれは。生理的食塩水を相互に打ち合いました。

--そこまでしたのに、その実習の成果を発揮する場はありましたっけ?

陳:いえ、全くないです。だって、僕が受けた過去2回の接種同様、お医者さんが問診などを担当して、接種は看護師さんが行うというパターンが多いですので、法的に問診を担当できない歯科医師は、ほぼ需要がないんです(泣)。シカイ シカ イなくならない限り、シカイに回って来なさそうなので、なかなかシカイは開けないです。

--なんですか、それ!全然うまいこと言えてないし。

陳:お後がよろしいようで。

(まいどなニュース特約・山本 智行)

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