友人が保護した子猫「私は飼えないよ~」から一転、写真を見た瞬間に飼うと決意 今では癒される毎日

■3匹目の猫

ロアちゃん(10ヶ月・メス)は、野良猫が産んだ子猫だった。千葉県に住む山口さんは、結婚後、新居を購入して引っ越した。その半年後、友人から「子猫を飼わない?」とLINEが送られてきた。

友人が営む店の裏でえさを与えていた猫が妊娠して子猫を産んだのだった。他の子猫は里親が決まったが、猫風邪をひいていたロアちゃんだけ残った。友人が家に連れて帰って看病をした。猫風邪が治って譲渡できる状態になったので、里親を探していた。

「ラブとルナという猫を飼っていたので、『私は飼えないよ~』とか言っていましたが、2匹とも成長したため子猫ロスになっていて、ロアの写真を見た瞬間から飼うと決めていました」

■大変そうな子だなあ…

山口さんは早く会いたい気持ちを抑え、予定の合う日に約束をして迎えに行った。ロアちゃんはよく鳴くやんちゃな女の子で、「やんちゃで大変そうだな、顔つきもキツイ感じだし、先住猫とうまくやっていけるかな…」と思った。

帰宅後は先住猫とプチ隔離をしながら少しずつ慣らしていった。ラブちゃんは警戒心が強くビビりなので怒って大変だったが、ルナちゃんは「私がママよ」という感じでロアちゃんを受け入れた。今は3匹とも仲良くしているという。

名前は、一番目に迎えた猫がラブちゃん、次がルナちゃんだったので、ら行の名前つけたいと思いいろいろ候補を出し、一番可愛い響きだったロアちゃんにした。

■3匹の猫に癒される毎日

ロアちゃんはただ、ただ遊びたくて仕方ない様子で、女の子だが暴れん坊。成長したいまも変わらず暴れん坊で遊びたがりだという。ルナちゃんが優しいからルナちゃんを少し舐めているのか、ルナちゃんにすぐちょっかいを出して暴れ回っているという。

好きなことは毛布をちゅーちゅーフミフミする時に撫でてもらうこと。「ちゅーちゅーしたいから撫でてといってくる。納得いくまでやらないといけないので結構大変です(笑)」。友人が遊びにきた時に怖くて長時間隠れんぼしていたことがあるが、なかなか見つからず焦ったという。隠れては移動していたようで、結局布団の中にいるところを発見した。

山口さんはフルタイムで働いているため帰宅してもなかなかゆっくりできず、「毎日疲れる…」と思っていたが、猫を飼ってからやることが増えているはずなのに不思議とゆったりと過ごせるようになったという。

「毎日猫独特の動きに癒され、ストレスが減りました。夫との関係もいない時よりも仲良くなった気がします」

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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