「カレーの黄色は、太陽の光で消える!」衝撃写真が話題「30分くらいでみるみる落ちます」「これでカレーうどんも怖くない」

お昼ご飯のカレーうどんで盛大にやらかしてしまい、午後の勤労意欲を著しく減退させる、胸元や袖の黄色いカレー染み。そんなカレーうどんの汁問題に終止符が打たれました。悲しみを払しょくし希望の光が差し込むライフハックを紹介します。もう豪快にすすっても大丈夫かも。

日本酒ナビゲーターのクリーミー大久保(@arguta203)さんが、カレー教室で学んだ暮らしの知恵を投稿。「カレーの黄色(ターメリック)の着色は、太陽の光できえる!」が悩める人の福音になったのでしょうか。「華麗なる知識をありがとうございます」「カレーうどんの汁問題に終止符」「これでカレーうどん(そば)もコワくない!」など、12万近くに達したいいねからは、この問題の深刻さがうかがえます。

エスビー食品のサイトによると、カレーの黄色は、ターメリック(うこん)に含まれるクルクミンという黄色い色素によるもの。クルクミンは、水には溶けにくいのですが、日光(紫外線)には弱く、比較的簡単に分解され消えてしまう性質があります。ヘラで試したという投稿主に聞きました。

-ビフォーアフターの画像に驚きました。

「シリコン製のヘラです。カレーの調理後、洗剤でよく洗っていますが、何度か使ううち、着色がたまり黄色が落ちません。そのヘラを日当たりのよいベランダに数時間ほど置きっぱなしにしたものです。時々裏返したりして、両面にたっぷり日光を当てました」

-にしても白いです。このライフハックを伝授してくれたのは。

「東新宿にあるサンラサーさんです。テレビ番組で取り上げられたり、料理本を出されていたりと人気のスパイスカレー店です。1日30食限定で、その日の気候や素材にあわせてスパイスを調節する『やさしいカレー』が人気です」

-衣類に飛び跳ねたカレーの染みは。

「白シャツについては、普通に洗って太陽に当てて干す、というものでした。黄色くなった白いお皿やへらでベランダに並べると、どれもきれいに消えました。まさかと思ってキムチの色がついたタッパーでも試したところ、色が消えました。太陽マジすごいです」

-いいねが12万近くに。

「投稿後、化学式を用いて解説した方がいて、『これぞTwitter!!』」と感動しました。晴天の日、皆さんがカレーを作り、そのお皿とかを干してるのかなと想像すると楽しくなります」

エスビー食品公式サイトの「カレーQ&A」では、「衣服についてカレーの色はどうしたらとれるの?」という質問に、「シミの部分の油分を洗剤で洗い落とした後、よく陽の当たるところに干しておくと自然に色は消えてしまうことがあります」と回答しています。ただ、むやみに強力な漂白剤を使ったり、強い直射日光の下に長時間放置したりすると、退色や色あせが生じる恐れもあります。「色あせしやすい衣類は、日陰干しを繰り返して徐々にカレー染みを落としていくのが良いでしょう」とアドバイスしています。

  ◇  ◇

クリーミー大久保さんによると、サンラサーのカレー教室は今後本格公開の予定で、サンラサーの人気メニューの「基本のキーマ」を教えてもらえるそうです。ポイントは、料理に紐づくスパイスの生きた情報。今回の「ターメリックは太陽で消える」のほか、インドにおけるスパイスの立ち位置が学べるとのことで、「なぜ入れるのか」「体を冷やすのか温めるのか」「暮らしの中ではどのように使われているのか」などが解説されるそう。スパイスによっては、止血に使われるものもあるとのこと。「料理本ではなかなか頭に入ってこない複数のスパイスの特長や使い方への理解が深まります」と話します。

(まいどなニュース・竹内 章)

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