これどういう状況?中に人間が?直立したオタリアの衝撃写真に大反響

直立不動でバケツを持つのは…アシカの仲間、オタリア!!?お前、オタリアだよなあ!?

そんな人間臭いポーズをしたオタリアと水族館スタッフの視線が交錯する絶妙な瞬間を捉えた写真が、Twitterで大きな話題になっている。「未知との遭遇か。」と、これまた絶妙な一言を添えて投稿した「まのじ しぞう」さん(@shizo_jp)に撮影時の様子や反響の受け止めを聞いた。

まのじさんは長崎県在住の男性で、動物や自然をこよなく愛する自称「動物好きの変人」。地元の長崎バイオパークや長崎ペンギン水族館によく通っているといい、Twitterには動物の写真を頻繁にアップしている。

オタリアとヒトの接近遭遇の撮影に成功したのは、夏休みを利用して訪れた愛知県蒲郡市の竹島水族館でのこと。同館では、メスのオタリア「ラブ」(推定9歳)によるショーが1日3回(土日祝は4回)行われており、まのじさんはそのショーの中で奇跡の一瞬を目撃したのだという。

-すごいインパクトの写真ですが、竹島水族館のオタリアはこういうポーズをよくするのでしょうか?

「私は現地の者ではないので確証はありませんが、おそらくそうだと思います。あのような行動が可能になるには、それなりの訓練と時間が必要だからです」

「本来あのシーンは、オタリアが壁に寄りかかり、そして直立するというショーの一部だと思います。しかしタイミング良く、飼育員さんとオタリアが面と向かった瞬間を撮れたので、あたかも『ヒトが直立するオタリアに遭遇』したような写真になりました。普段は腹這いであるはずのオタリアが直立しているので、その容姿はまさに“未知”と言えるでしょう」

-反響についてはいかがですか?

「私が写真を投稿する理由は、多くの方々に動物たちのことを知ってもらいたいからです。そして今回、『水族館に行ってみよう』という反応があったので、泣くほど嬉しかったです」

「オタリアだけでなく、他にも素敵な動物たちがたくさんいます。これを機に全国の動物園や水族館に足を運び、動物たちのことを知っていただけるととても嬉しいです。そして願わくば、国内外問わず、絶滅の危機に瀕する動物たちを救う力にもなってあげてほしいと思います」

せっかくなので、当の竹島水族館にも話を聞いてみた。

-ラブが直立している写真が話題になっています。

「あれ、実は“反省”のポーズなんですよ」

-バケツを持って餌をねだる芸ではないんですか?

「違います。輪投げなどの芸の失敗が続いたときにだけやらせるポーズです。要するに、『バケツを持ってそこで立っていなさい』。こちらとしては、むしろ『集中してちゃんと芸をしてよ』という気持ちが強いですね」

-見事に直立しているので、ショーの演出かと思っていました。

「オタリアは足腰が強いので、あのような格好で立つことはできるんです。ただ、先ほども申し上げた通り、芸の失敗を反省させるポーズですので、バケツを持ったあのシーンは本当にたまにしか見られないんですよ。写真を投稿した方も、引きが強いですね」

まのじさん、さすがです…。

ちなみにラブと一緒に写っている男性は、同館の名物館長小林龍二さんだそうです。

(まいどなニュース・黒川 裕生)

■竹島水族館 http://www.city.gamagori.lg.jp/site/takesui/

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