転売サイトの御守りに『御魂抜きの神事』 とある神社の“怒りの貼り紙”が話題に

 先日、大阪のとある神社に、珍しい貼り紙が掲示されました。

 転売サイト等で見受ける御守について 前回の御神環御授与の際に掲示しましたとおり『御魂抜きの神事』を行いました

 御魂抜き?見慣れない言葉ですが、とりあえず「転売サイトのお守りから御利益を抜きました」ということは伝わります。この斬新すぎる転売対策は「こんな方法があるとは」などとSNSでも話題となっています。

 貼り紙には続きがあり「暴利をむさぼるかの如き高額をつけられた指輪型肌守はもちろん、全ての転売される当神社のお札、お守りは無効化されております」と断言。文面はもとより、その筆圧からも神社側の怒りが伺えます。

 話題の神社は、大阪市西区の「サムハラ神社」。サムハラの四文字が刻まれたお守り指輪「御神環」は伊勢神宮の式年遷宮あたりから絶大なご利益があるとSNSなどで評判になったそうです。おかげで最近では“幻の指輪”と言われるほど入手困難。毎回行列ができて品切れ状態となっており、そこに“転売ヤー”たちも注目したのでしょう。

 それにしても「御魂抜き」とは穏やかじゃありません。そこまでの措置をとるに至った経緯を神社側に伺ってみました。

 -御神環はもちろんサムハラ神社のお守りは大変な人気です。

 「発売日に境内が非常に混雑するため、いつ事故が起こってもおかしくない状況が続いていて、もっとスムーズにお渡しできる方法はないものかと考えていたところでした。そこへ転売につながるような、利益を上乗せして売りさばくようなことがあるとも聞きました」

 -だから『御魂抜き』を?

 「今回の処置は注意喚起する意味合いが強く、それ(霊抜き)が主ではありません。スムーズにお渡しするまでの準備期間を設けさせてもらったものです」

 -その後の貼り紙によると、御神環の御授与は8月以降しばらく休止だとか

 「特にこの2カ月ほどがひどく、徹夜して境内に集まって騒いだり、話し声がして、周りの住民からも『風紀が乱れる』とのことで苦情が出ていました。実際、これまでも夜遅く会社帰りに寄られる人、朝早く散歩がてらに寄られる人はいましたが、お参りされて帰る人ばかりでした。それが最近では(購入のために)長い時間滞在する人が増えて…。夜の神社は無人ですので、今回のような対応をさせてもらっています」

 そもそもお守り、お札の類はスピリチュアルなもの。ご利益絶大といっても、その効果を目にすることはできません。神社側が「御利益を抜いた」と言うのであれば、それこそお札なんて“ただの紙切れ”と同じ。なんなら、神様の怒りの分だけ“祟り”すらありそうです。

 結論。わざわざ転売サイトで購入する必要なし!

(デイリースポーツ・弓場 伸浩)

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