選手の活躍予想で300万円分を山分け 世界初の新型ファンタジースポーツって?

FANTASY ONEonONEのメーンビジュアル
サイトの大まかなイメージ
初心者にも分かりやすい“タイマン対決”となっている
3枚

 米国を中心に人気のファンタジースポーツが日本でも始まった。男子プロバスケットボール「Bリーグ」王者決定トーナメントで開催されている「FANTASY ONEonONE」がそれ。選手の成績を予想して賞金300万円分を山分けするもので、準々決勝では最大25万円分のAmazonギフト券が“的中”している。次回のエントリー締め切り(無料)は5月5日と11日だ。

 北米を中心に熱狂的なファンを持つ「ファンタジースポーツ」。ユーザーは実際にスポーツをするのではなく、好きな選手を集めて架空のチームを結成。選んだ選手が試合で残した結果でユーザー同士が競うというのが基本ルールだ。

 米国ではデータ重視派のファンが多く、早くからMLB、NBA、NFLなどでファンタジースポーツが広まった。ユーザーに求められるのは目利き。選手の好不調やポテンシャルを見極めるセンスが勝敗を分ける。

 今回「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2018-19」で導入された「FANTASY ONEonONE」は初心者にも分かりやすいようにアレンジされたルールが特徴だ。対戦を1対1の“タイマン”形式にして選びやすく、遊びやすくした世界初の試み。対戦チームに所属する2選手を比べて、どちらが得点数が多いかなど11の設問に答える。もちろん、参加費は無料だ。

 実際に準々決勝4試合(1)千葉vs富山(2)栃木vs川崎(3)琉球vs名古屋D(4)新潟vsA東京でコンテストが行われ、平均4000人がエントリー。例えば千葉vs富山戦では「イケメンGP対決 ファンを魅了するのはどっちだ!」と題し、冨樫勇樹選手と宇都直輝選手の総得点数とアシスト数の合計を競うなど11の設問に答えた。なかでも、参加者3551人中、正解者1人だった新潟vsA東京戦では何と総額25万円分のAmazonギフト券が総取りとなっている。

 システムを開発した「Neo Sports」は日本企業で初めてFSTA(米国ファンタジースポーツ協会)に加盟しており、担当者は「選手の特徴が凝縮しているスタッツを元に、チームの勝敗だけではなく、選手の特徴にフォーカスしながら試合を観戦してほしい」とスポーツ愛を強調した。

 工夫した点については「初心者の方もヘビーなブースターの方も、多くの方が同時に楽しめる設問をつくること。元能代工業対決や日本代表対決などのキャッチコピーをつけ、それぞれの対決のテーマを掲げながら勝敗項目にどのスタッツを置くか?この対戦項目づくりにかなり苦労しました」と話した。

 もちろん、根底にあるのはスポーツへの熱い思い。「多くの選手の特徴をFANTASY ONEonONEを通じてファンに知らしめたいし、知っていただきたい。そんな思いでつくっています」。今後は、予想に役立つ各対戦のデータや攻略のヒント、また、対戦中のスタッツ速報などをツイッター配信(@NeoSports_JPN)する予定だという。

 次回のエントリーは5月5日の準決勝2試合、11日の決勝と続く。それぞれ総額は100万円分だ。日本ではスポーツ賭博は禁止されているため、ユーザーが参加費を出しての賞金制ファンタジースポーツはできないが、運営側はコンテストの対象を将来的に他のスポーツ分野に広げ、そのスポーツの発展に貢献していく壮大なロマンを持っている。(まいどなニュース特約・山本智行)

▼問い合わせ FANTASY ONEonONEキャンペーン事務局 support@neosports.jp

参加はhttps://www.fantasy1on1.jp

関連ニュース

ライフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス