私の街のナンバープレートは「天上界」?それとも「危険」?番付がネットで話題

話題を集めている「ナンバープレート地域最新番付2019」
ナンバープレート番付が掲載された、自動車雑誌「MONOQLO DRIVE」の表紙
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 自動車雑誌がまとめた、地域ナンバープレートの番付がSNSで話題になっています。「横浜」「品川」「神戸」の3つを「天上界」レベルとする一方、「土浦」「足立」「難波」などの8つを、危険な凶悪ナンバーとして位置づけています。自分の住む街の格付けを見た人々からは、一喜一憂の声のほか、批判や疑問もあがっています。…あれっ? そういえば「難波」なんてナンバーあったかな?

 18日に発売された自動車雑誌「MONOQLO DRIVE」に掲載された「ナンバープレート地域最新番付2019」。各地域のナンバープレートについて「一目置かれる存在」かどうかを6段階に分類しました。たとえば…

 ・天上界:日本全国どこででも通用する御三家ナンバー…「横浜」「品川」「神戸」

 ・都会:各地方で最高のナンバー…「大宮」「川崎」「名古屋」「京都」「大阪」「福岡」

 ・一般:一目置かれる『中の上』…「川口」「所沢」「川越」「柏」「八王子」「金沢」など

 ・無味無臭:特に他人の興味をよばない…「越谷」「成田」「習志野」「袖ヶ浦」「多摩」「新潟」「奈良」など

 ・ちょいダサ:見た瞬間、あっと思ってしまうなにかを感じさせる…「八戸」「鳥取」「野田」「相模」「佐賀」など

 ・危険:近寄ると危険なイメージのある凶悪8ナンバー…「土浦」「足立」「難波」「姫路」「和泉」「筑豊」「尾張小牧」「北九州」

 ほかにも、新御三家として「仙台」「世田谷」「杉並」を。良いイメージの地域として「湘南」「那須」「伊豆」などをあげています。 

  ◇   ◇

 「クルマに乗っている人間なら誰しも、どこのナンバープレートがいい、悪い、といった話はしたことがあると思います。そんなみんなが気になる話題をまとめてみました」と話すのは、雑誌を制作している編集部の方。自動車の評論家やライターの方々に聞いたイメージを、総合的にまとめた結果だそうです。「最新番付2019」とも銘打っていますが、今回が初めての調査とのこと。

 ちなみに、私が住んでいる兵庫県では、天上界の「神戸」と、危険な「姫路」が隣接しているんですよねー。なんか両極端で複雑です。

 「『姫路』は、地域を走っていても改造車などが多そうです。昔から荒いイメージがありますし」

 ああ、自動車に詳しい人はそういう目線なんですね…。でも、逆に「神戸」も、住んでいる立場からすると、そんなにハイソでセレブなイメージありませんよ。それなのに「天上界」だなんて…気恥ずかしい…。

 「『天上界』というのは、都会的で良いイメージがあるというだけでなく、『別の存在』という意味も含まれているんですよね。たとえば黒塗りの外車で神戸ナンバーって、いろいろと想像をかきたてられるじゃありませんか。それは『横浜』『品川』も同じです」

 …いやあ、でもね。ネットでは「『鳥取』があるのに、『島根』がない」とか、「『難波』などというナンバーはない。『なにわ』ではないのか」といったコメントが出ていますよ。大丈夫ですか?

 「そうですね。間違えていました。現在は訂正をサイトに掲載しています。」

 あら、そうなんですね? そのほか「『京都』は京都府全体なので、そんなに都会感はない」「『和泉』と比較して『堺』は『無味無臭』扱いでいいのか」といった声もあるようです。

 「話を聞いたのが、東京在住のライターが多かったので、番付全体が東京からの視点になってしまいました。このたび全国からいろいろなご意見をいただいたので、反響が大きければ、また作ってみたいと思います」

 なお、国交省の資料によると、自動車用ナンバープレートの地名は現在116種類あるそうです。(神戸新聞・川上隆宏)

  ◇   ◇

 MONOQLO DRIVEのホームページ(修正された番付がご覧になれます):http://www.shinyusha.co.jp/media/monoqlo-drive/

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