自衛隊“神戸あじさい小隊”の活躍に期待 大学生考案の萌えキャラ

 流通科学大(神戸市)1年生の女子学生が、自衛隊兵庫地方協力本部神戸出張所の萌えキャラをデザインした。制服姿の3人は、それぞれ神戸の地名にあやかった名前を持つ。同大の関係者は「SNSでの運用やノベルティ、広報ポスターなど、さまざまな形で活用してもらえれば」と期待する。

 「御船(みふね)スズ」「千歳(ちとせ)ミカ」「天城(あまぎ)マイ」。スズは鈴蘭台、ミカは御影、マイは舞子をイメージしているという。また3人は神戸の市民の花として親しまれるアジサイにちなみ、「神戸あじさい小隊」を名乗っている。

 近年、各地の自衛隊が独自の萌えキャラを誕生させていることに目を付けた同大学の現代視覚文化研究会(現視研)が、地元の神戸出張所に提案して実現。「肌の露出が多くなりすぎないように」などの打ち合わせを重ね、同研究会メンバーで1年生の石矢鯨さん(ペンネーム)がデザインした。石矢さんは、兵庫県香美町にある道の駅「あゆの里矢田川」の萌えキャラ「矢田川あゆか」をデザインした実績もある、知る人ぞ知る絵師でもある。

 スズ、ミカ、マイの3人は、11月中旬にあった同大学の学園祭の企画「萌えキャラえきすぽ2018」で状況(訓練や演習を指す自衛隊用語)開始。同出張所は「自衛隊の活動に関心を持っていただき、ありがたい」と前向きに受け止めており、現視研の担当者も「ひとまずキャラクターの誕生までこぎ着けたので、今後の展開も積極的に提案していきたい」と意気込んでいる。神戸あじさい小隊のこれからの快進撃(?)に注目だ。(神戸新聞・黒川裕生)

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