樋田容疑者がサイクリング車と同伴者を求めた狙いとは 小川泰平氏が心理分析

 大阪府警富田林署の留置場から逃走した樋田淳也容疑者(30)が山口県周南市で48日ぶりに身柄を確保され、加重逃走容疑で逮捕されたことを受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は30日、デイリースポーツの取材に対し、逃走用に使った自転車がロードバイク型のサイクリング車であり、さらに同伴者がいた背景にある樋田容疑者の心理を分析した。

 捜査関係者によると、樋田容疑者は約3週間前に愛媛県内の道の駅で、自転車で旅行していた無職の男(44)と知り合い、行動を共にしていたという。

 小川氏は「日本一周の自転車旅行を装って逃走すれば怪しまれないという意図で、盗むならサイクリング車をという計画が当初からあったのではないか。しかも、その自転車はロードバイクタイプでした。さらに、道中で仲間を見つけて2人で行動すれば、1人よりも怪しまれないという狙いから、声をかけたのではないかと考えられます」と指摘した。

 樋田容疑者が同伴者と出会った愛媛県は今治市と広島県尾道市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」がサイクリングロードとして有名。自転車旅行者が多く訪れることで知られており、小川氏は「そういう場所ではサイクリング自転車に乗っていれば怪しまれないという計算があったのかもしれません」と、愛媛に入った心理を予測した。

 その後、同容疑者は山口県に渡り、周南市内の道の駅で食料品を万引きしたとして警備員に取り押さえられ、山口県警に窃盗の疑いで逮捕されたが、そのまま逃げていた場合の経路はどうなっていたのか。小川氏は「これから寒くなるので、九州や沖縄など南の方に向かう可能性があったと思います。サイクリング車で自転車旅行としてフェリーに乗っても怪しまれませんし」と推測した。

 一方、小川氏は「逮捕時に容疑者が小ぎれいにしていたこと」に注目。「インターネットカフェでも身分証明書の不要な漫画喫茶コーナーもあり、そこに入ってシャワーを使っていた可能性もある。また、自分に関する情報をネットで確認したい時は、ひったくりで手に入れた他人の身分証を使った可能性も出てくる」と分析した。

 小川氏は「今回、警察の手で逮捕できなかったことは警察側からすると悔しいところ。大阪府警の落ち度については、容疑者の取り調べが一段落した時点で、処分が発表されるでしょう」と今後の展開を語った。

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