音楽集団「ピンク・マティーニ」10月に5年ぶり来日公演、19日からチケット発売

 多彩な音楽性を誇る世界的な音楽集団「ピンク・マティーニ」が今年10月に5年ぶりの来日公演を行うことが18日、分かった。“オトナの歌謡曲プロデューサー”として多くのCDを手がけ、同楽団のリージョナル・マネージャー日本担当を務める佐藤利明氏がデイリースポーツに対し、その魅力を語った。

 ピンク・マティーニは20世紀のあらゆる時代や国のポピュラー・ソングを、ハリウッド映画黄金時代のジャズ・バンドを思わせるスタイルで演奏する。1994年、ピアニストでリーダーのトーマス・M・ローダーデールが米オレゴン州ポートランドで結成。同年のカンヌ国際映画祭で欧州デビューした。97年のファーストアルバムはフランスをはじめ、300万枚以上を売り上げた。昨年リリースされた新譜も好評だ。

 日本との親和性も特徴として挙げられる。由紀さおりとのコラボレーションアルバム「1969」(2011年発売)で日本の歌謡曲の魅力を世界に伝え、美輪明宏の「黒蜥蜴の唄」、和田弘とマヒナスターズの「菊千代と申します」、ザ・ドリフターズの「ズンドコ節」をカバーするなど日本の楽曲にもリスペクトを込めてきた。

 佐藤氏は「そのレパートリーと音楽性は多彩です。世界中のあらゆる音楽からインスピレーションを得た独自のコスモポリタンなスタイルを進化させてきました。日本の歌謡曲など、ジャンルを超えて素晴らしい音楽空間に私たちを誘います。美しいピアノや歌声はハリウッド映画黄金時代の音楽映画の中に入り込んでしまったかのようで、ゴージャスな演奏が繰り広げられます」と解説した。

 公演は10月27~29日の3日間、都内のブルーノート東京で開催。チケットは今月19日から発売される。

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