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意外と知らない?子猫の育て方 牛乳や生のイカ、タコはNG!人間の食べ物は与えない

 空前の猫ブームが続いているが、猫を飼う基本は言うまでもなく「子猫の育て方」にある。ヤフー検索の調べによると、今の時期にその関連ワードを検索するユーザーが増えるという。今回は「子猫と飲食」をテーマに、多くの猫や愛猫家と接してきた専門家にそのポイントを聞いた。

 子猫には(1)授乳期(生後4週間まで)、(2)離乳期(同4~8週間)、(3)猫用フードを食べる時期(同8週間以降)という3段階に分かれる。

 ウェブサイトやフェイスブック、YouTubeで猫の動画や画像投稿を展開するコミュニケーションサイト「にゃんチューブ」を運営するキッズプレートの代表・茂出木謙太朗さんは取材で数多くの猫や愛猫家と接しているが、そうした経験から「子猫のうちから人間が食べたり飲んだりするものを与えないこと」を重要視する。

 例えば、牛乳はNGだ。母から授乳できない子猫には市販の猫用ミルクを体温と同じぬるま湯で溶かして専用スポイトで飲ませる。茂出木さんは「昔のテレビや漫画では子猫に牛乳を与えるシーンがありましたが、牛乳は必要な成分が違う。人が飲む牛乳は加熱されたり、薄まったりしているので猫乳に比べてタンパク質が少なく、栄養素が足りなくなります」と説明。また、離乳期では水を飲ませることが大切になる。茂出木さんは「子猫のうちに水を飲む癖を付けさせないと、成長してからも水を飲まなくなる」と付け加えた。

 食べ物も同様。例えば生のイカ、タコ、エビはNGだ。同氏は「生のイカに入っている酵素が猫の大切な栄養素であるビタミンB1を壊す働きをするからです。タコも同じ。熱を加えれば少量なら大丈夫」と指摘した。

 「お魚くわえたドラ猫♪」と国民的アニメ番組のオープニング曲でおなじみのフレーズがあるように、「猫は魚介系が好き」というイメージが日本では定着しているが、同氏は「海産物を猫にあげる習慣って、日本やイタリアみたいに海に近い国だけ。周りに海がない地域ではチキンとかウサギです。猫って元々は魚を食べる動物ではなかった。蔵に放し飼いにしておくと、米には手を付けずにネズミを退治するので人間と共存できた」と歴史的背景を解説した。

 その他では、スパイス類、チョコレート、ネギもNG。猫も味が濃いものはおいしいと感じ、その味覚は戻しにくいという。同氏は「人間の食べ物を与えない理由の一つは、塩分や糖分過多になるから。もう一つは食卓の料理を欲しがるようになるから。目を離すと人間の食べ物を持っていく。そうならないためにも子猫のうちから人間の食べ物は与えず、キャットフードを与えること。そうすれば人間の食べ物を“食べ物”として認識しなくなります」と説いた。

 それでも人間の食材を与えたい時は、ささみを軽くゆがいて何も味つけしないものがいい。人間と猫の体は違うという認識を持ち、飼い主の価値観を押しつけないで適度な距離を保つこと。その姿勢は人間同士の付き合いにも通底している。(デイリースポーツ・北村泰介)

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