会社員の財テク【下】「アホか、おまえは」周囲の反対に負けず貫いた意志

 副業で不動産投資をしている都内在住、会社員の長末満(仮名)です。今回は具体的ノウハウと越えなければならないハードルについて紹介します。

 2008年秋に不動産投資をやろうと決意してから半年間、関連書籍を100冊ほど片っ端から読みました。また、セミナーに参加し、現地調査に繰り出し、不動産投資のイメージを持つことができました。そして翌年5月に1棟目のアパートを3700万円で購入しました。場所は茨城県の水戸市。築20年の中古で、頭金を600万円入れ、残りはノンバンクで融資を受けました。

 本は1冊1500円程度なので、100冊でも15万円ですから、アパートを満室運営できれば、あっという間にペイします。やると決めたら集中的な勉強は必要です。また自己資金は最低でも300万円貯めましょう。

 1棟目を購入後、友人7~8人に副業のことを話したところ、ほぼ全員が「そんな危ない投資はやめておけ」「絶対にうまくいくわけがない」「目を覚ませ」「アホかおまえは」と言いたい放題でした。両親にも「早く見切りを付けなさい」「地道に働くのが一番」と言われる始末で一瞬落ち込みましたが、もう始めていた手前、やるしかありません。このように立ちはだかる大きなハードルは周囲の反対の声です。これさえ乗り越えれば、成功したも同然です(妻が賛成だったのは救いでした)。

 今では、反対していた友人も「大したもんだよ」「先見の明があったな」「俺もやってみようかな」と手のひらを返したような言いぐさ。両親も「あんまり欲をかかないようにね」と心配はするものの、やめなさいとは言わなくなりました(笑)。まず勉強、そしてくじけない意志を持つことが大事ですね。

 このコラムを読んで不動産投資に興味を持った方におススメの本があります。『まずはアパート一棟、買いなさい!資金300万円から家賃年収1000万円を生み出す極意』(石原博光著)です。非常にわかりやすく、不動産投資の全体像が把握できます。

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