原料高のバレンタイン商戦 果物使用、代替チョコも
バレンタインデーまで1カ月を切った。大手百貨店の商戦では、原料であるカカオ豆の価格や物流費の高騰が続く中でもイベントを楽しんでもらおうと、出店するメーカーなどは工夫を凝らしている。果物とチョコを組み合わせたり、代替素材を使ったりして価格を抑えた菓子も登場する。
既に販売が始まった松屋銀座(東京)のオンライン通販サイトは、国産の果物や素材を主役にしたチョコを充実させた。食材の魅力を伝えるとともに、1粒当たりのカカオの使用量を減らすことで、価格高騰にも対応した。
特設会場に出店する菓子店「パティスリー クルール」(長野県塩尻市)は、信州のそばの実やシャインマスカットを使った商品を3981円(8個入り)で販売する。佐々木拓也代表(35)は「規格外の果物を使って包装材も変え、費用を抑えた」と説明した。
高島屋が店頭で取り扱う商品の平均価格は、昨年に比べて約1割値上がりした。同社はカカオ不使用の代替チョコを使った菓子を用意。有名シェフが手がけ、通常商品に比べて650円程度安く買えるものもある。





