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宮島口駅「あなごめし」2160円

 私が最も好きな駅弁の一つで、毎日でも食べたいのが宮島口駅の「あなごめし」だ。列車が駅に着く時刻を製造元の「うえの」さんに電話で伝えて取り置きをお願いすると、すぐ近くの宮島桟橋にある店舗から到着5分前の調製で提供してくれることもあった。大きさの異なる弁当も販売開始。半分のミニ(1512円)や、4分の3サイズ(1890円)の小に加え、ガッツリ食べたい向きや、お土産に最適な特上(2700円)は、容器が正方形で、アナゴのかば焼きが1列増えるという。お腹の減り具合で量を選べることも出来る駅弁の魅力に迫った。

  ◇  ◇

 容器は全面経木で、特に底板とふたには松の木を薄くスライスして使っていると聞き、そのこだわりに驚いた。

 予約しておいた基本サイズのレギュラー(2160円)を店頭で受け取る。出来たてより、粗熱が取れて経木が余分な湿気を吸い込み、ご飯にアナゴのかば焼きがマッチする2~3時間後にいただくのが一番おいしい。

 仲間と駅弁を買って普通列車から広島で乗り換え、新幹線に並んで座る。アナゴの香ばしい匂いを我慢しつつ、姫路までお預け状態が2時間。この寝かせ後ちょうど食べ頃を迎えた。

 ふたを取ると、きれいに並んだアナゴの四角い切り身が10切れ。一口サイズで食べやすいが、私はさらにそれを半分にし、箸でアナゴを口に運ぶ至福の時間を倍にしている。

 その上、秋からはアナゴに脂が乗って最高の味覚を提供してくれる時季に入り一層うまい。餅米混じりで程よい粘りを奏でるご飯も、アナゴの骨から取っただしで炊いてあるので、相性バッチリでそれだけでも箸が進む。

 漬け物は、たくあん、奈良漬、甘酢しょうがの3種類だ。

 私が愛してやまない「うえの」さんの「あなごめし」。宮島に行くと欠かさず食べるのは今後も変わらないだろう。

 2160円。山陽本線・宮島口駅「うえの」Tel0829・56・0006。(デイリースポーツ・柴田直記)

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