ニデック上場維持、年内判断か 廃止回避は管理体制焦点
不正会計問題に揺れるモーター大手ニデックは、東京証券取引所が上場維持の判断を年内にも出す見通しだ。不正を見過ごしてきた内部管理体制を整備し、廃止を避けられるかどうかが焦点となる。判断が実質的に先延ばしになる可能性もあり「市場の番人」の決定に注目だ。
ニデックは2025年10月、不正会計で東証から「特別注意銘柄」に指定された。今月末をめどに内部管理体制確認書を提出する必要がある。ニデックの監査法人は9月末、適切な証拠が入手できなかったとして有価証券報告書に適正との見解を出さず「意見不表明」とした。不正に関与した社員が会計で責任ある立場に残っていたことも問題視。体制不備が続いているとの懸念が強まった。
提出後、審査結果が出るまでは2、3カ月程度かかる見込みだ。管理体制が整備できたと評価されても、適切に運用できていなければ特別注意銘柄の指定は継続し、再審査となる。確認書の再提出が必要で、期限は最長で28年6月末になる。
前例となりそうなのは、不正会計が発覚し経営危機に陥った東芝だ。
