INPEXの豪施設でストライキ 対日液化天然ガス輸出に影響も

 【シドニー共同】資源開発大手INPEXがオーストラリアで操業する液化天然ガス(LNG)施設で2日、賃金などを巡る労使交渉が停滞しているとして、従業員が1日のみの限定的なストライキを実施した。労働組合は11日から、より大規模なストを実施すると予告しており、長期化した場合、日本向け輸出に影響を及ぼす恐れがある。

 日本は2025年のLNG輸入量のうち4割近くをオーストラリア産に依存している。ホルムズ海峡情勢が緊迫する中、ストが長引けば、日本のエネルギー調達や電力供給の不確実性が一段と高まる可能性がある。

 施設はオーストラリア北西部などに位置し、年間最大930万トンのLNGを生産。約7割が日本向けに輸出される。

 地元メディアによると、2日は午前と午後にストが実施された。労組はインフレ率を上回る年率約3%の賃上げのほか、手当増額を要求。労組側は交流サイト(SNS)に、INPEXが公正な労働条件で合意できるまで「(ストは)エスカレートし続ける」と投稿した。大規模ストは11~23日に実施するという。

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