G7財務相、石油協調放出を協議 米など3カ国が支持
日米欧の先進7カ国(G7)は9日、財務相会合をオンラインで開いた。中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰に対処するため、備蓄石油の協調放出について協議した。会合後に片山さつき財務相が記者団に明らかにした。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、米国など3カ国が放出を支持しているという。
日本の経済産業省は国家備蓄の石油の放出準備を国内10カ所の備蓄基地に指示した。
国際エネルギー機関(IEA)は原油の安定供給を維持するため、加盟国に石油の備蓄を義務付けている。加盟国による国家備蓄量は計約12億バレルで、このうち米国と日本で約7億バレルを占める。FTによると、一部の米国当局者は、備蓄量12億バレルの25~30%に相当する3億~4億バレルの放出が適切だと考えているという。
IEA加盟国は最近ではロシアによるウクライナ侵攻で原油価格が高騰した2022年に協調放出を実施した。
