時価総額、半導体関連が急上昇 東証年末時点、AI期待で

 東京証券取引所が30日発表した2025年末時点の東証プライムの時価総額ランキング(政府保有分を含む)によると、半導体関連企業の急上昇が際立った。人工知能(AI)への投資が世界的なブームとなり、業績拡大への期待が株価を押し上げた。時価総額が10兆円を超えたのは全業種で計23社となり、前年末から5社増えた。

 半導体関連は、昨年末10位だったソフトバンクグループが3位に上昇。半導体製造装置大手の東京エレクトロンも14位から8位に上がった。半導体検査装置大手のアドバンテストも26位から10位に急浮上した。

 首位は前年に続いてトヨタ自動車。時価総額は昨年末より約3兆3千億円増え、53兆79億円だった。国内企業で初めて、年末時点の時価総額が50兆円を突破した。

 日銀の利上げで利ざやが改善すると見込まれる銀行も上位に並んだ。三菱UFJフィナンシャル・グループは2位を維持。三井住友フィナンシャルグループは6位、みずほフィナンシャルグループも13位となった。

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