決勝トーナメントに進出した日本代表は26日、米テネシー州ナッシュビル近郊で、29日(日本時間30日)のブラジル戦へ向けて練習した。25日のスウェーデン戦に出場しなかった選手が参加し、DF冨安健洋(27)=アヤックス=らが汗を流した。左膝負傷のMF久保建英(25)=レアル・ソシエダード=は個別にランニングや球を使った基礎練習を行った。27日の練習後に、ブラジル戦に備えてテキサス州ヒューストンへ向かう。
淡々とした口ぶりにも高揚感がにじむ。冨安は「王国」ブラジルと顔を合わせる決勝トーナメント1回戦を「ひとりのサッカー選手として、このW杯の舞台でブラジルとやれるというのはなかなかないこと。楽しむべきだと思う」と心待ちにした。
3バックの右で起用された場合、対峙(たいじ)するのは相手エースのビニシウス。個で局面を打破できる大会屈指のアタッカーだ。冨安は「自分自身にフォーカスしてやれれば」と話すが、周囲と連動しながら対抗するイメージも持っているという。大会最多5度の優勝を誇る強豪にも「しっかりゼロに抑えられればいい」と自信を示した。
1次リーグ初戦のオランダ戦は途中出場で、続くチュニジア戦は先発した。第3戦のスウェーデン戦は温存されたため、中3日で迎えるヤマ場へ体力的な懸念は少ないといえる。
度重なるけがに苦しみ、代表のピッチから長く離れていた。日本が初めてブラジルに勝った昨年10月の親善試合は不在だった。「代表の一員としてサッカーができることは当たり前じゃない。どこが相手でも、そこを忘れずにプレーしたい」。大一番で獅子奮迅の働きが待たれる。