「北中米W杯・1次リーグC組、ブラジル代表3-0スコットランド代表」(24日、マイアミ)
1次リーグC組で、最多5度の優勝を誇るブラジルが3-0でスコットランドに快勝し、2勝1分けの勝ち点7の1位で突破した。モロッコはハイチを4-2で下し、同7で得失点差によって2位。決勝トーナメント1回戦でブラジルは日本が入るF組2位、モロッコは同1位と対戦する。B組はスイスが2-1で開催国カナダに競り勝ち1位通過した。カナダは2位で決勝トーナメント進出。ボスニア・ヘルツェゴビナはカタールに3-1で勝ち、3位。他の組の結果により、突破が確定した。A組は既に首位通過を決めていたメキシコがチェコを3-0で下して3戦全勝。南アフリカは韓国に1-0で勝って2位に入り、韓国は3位にとどまった。
ビニシウスのスピードを生かした攻撃は迫力十分だった。2ゴールで3試合連続得点に「攻めるべき時と守るべき時を理解するのが重要。今日は一番いい試合だった」と手応えを隠さない。次戦で日本と当たるかもしれない「王国」は、やはり強い。
初戦は左からの仕掛けが多かったビニシウスは、2戦目に続いて中央寄りでプレーした。2トップの一角やワントップのように振る舞い、守備時もサイドに下がることはほぼなくなった。
単独で突破できる快足アタッカーを相手ゴール近くに置く効果は、速攻の切れと得点力の向上に表れる。前半7分、右のラヤンが相手DFに寄せ、こぼれ球に反応したビニシウスがGKを軽やかにかわして先制した。ビニシウスの2点目は、敵陣で失ったボールをすぐに取り返した流れからだった。
ブラジルメディアによると、初戦から3試合連続ゴールはブラジル代表で5人目。これまでの達成者は1970年大会のジャイルジーニョ、94年大会のロマリオ、2002年大会のロナウドとリバウド。この4人がいた大会は、いずれも優勝を果たしている。
決勝トーナメント1回戦の相手は日本時間26日に決まる。相手に合わせた戦術を得意とするアンチェロッティ監督は「それぞれ異なる質がある。オランダは日本よりも経験値があるが、日本はW杯前の試合で非常にいい結果を残した」と警戒感を示した。国際親善試合で日本に2-3と逆転負けした昨年10月とは違うチームをつくってくるはずだ。
◆ビニシウス 2000年7月12日、ブラジル・リオデジャネイロ州サンゴンサロ出身。17年にフラメンゴ(ブラジル)でプロデビュー。18年にレアル・マドリード(スペイン)に入団した。ブラジルの各年代の代表を経て、W杯は22年のカタール大会に出場し、今回が2回目。利き足は右。177センチ。