日本代表は23日、米テネシー州ナッシュビル近郊で、25日(日本時間26日)にダラス競技場で行われる最終第3戦のスウェーデン戦に向けて練習を行い、その後にダラス入りした。チュニジア戦で日本選手としてW杯史上初となる1試合複数得点を挙げたFW上田綺世(27)=フェイエノールト=は2戦連発に意欲。アルゼンチン代表FWメッシ(39)、フランス代表FWエムバペ(27)ら世界的ストライカーの活躍を刺激に大暴れすることを誓った。
チュニジア戦で自身W杯初得点を含む2得点。日本の歴史に名を刻んだエースの表情は、心なしか柔らかかった。
「プレーはしやすいですね。やっぱり一つ、肩の力とか抜けたっていうのもある」
それでも「チームとして何もまだ成し遂げたわけではない」と余韻には浸らない。「目標は優勝ということを考えると、初ゴールうんぬんではなく、これからも得点は求められる。逆に僕が得点できなければ、その目標は遠くなってしまう。次の試合もその次も、自分がどうやって結果を残してチームを助けるかっていうのは常に考えている」と、毎試合ゴールを狙い続ける姿勢を示した。
次戦の相手・スウェーデンは直近のオランダ戦で5失点と守備が崩壊。特に3失点目までは立て続けにサイドからクロスを入れられて失点した。上田は「そこは間違いなくチャンスになると思う」とうなずく。「(日本は)いいクロスを上げられる選手も多くいるし、僕もクロスにしっかり入っていくので、クロスからチャンスにはなると思う」と攻略へのイメージを膨らませる。
引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる一戦。1位抜けできるかは、他会場の結果に左右される要素がある中「もちろん裏の試合の結果も大事だが、他力で僕らがどうこうできる部分じゃない」と意に介さない。「まずは自分たちの試合に集中しないといけない」と言い聞かせた。
今大会は各国の千両役者が期待通りの活躍を見せている。メッシが2戦5発、エムバペも2戦4発、ノルウェー代表の「怪物」ハーランドも2戦4発だ。「やっぱりさすがだなと思う。刺激はありますよ」と話す。ただ、その感情は憧れではない。
「選手のクオリティーに関係なく、FWであればどの国のFWも得点を求められる。彼らに刺激を受けているのはもちろんあるにはあるが、彼らがFWとして理想的な仕事をしていることが、僕に当てはまらないわけでもない」
自分も同じくらいできる自信は持っている。世界の名だたるストライカーに引けは取らない。その証明を、ゴールで示していく。