日本サッカー協会は15日、W杯北中米3カ国大会に臨む日本代表メンバー26人を発表し、DF長友佑都(39)=FC東京=が選出された。5大会連続選出は日本代表史上最多で、アジア選手としても初めての快挙。さらに、前回の22年カタール大会当時のGK川島永嗣を上回る史上最年長39歳9カ月で、夢舞台の開幕を迎える。
森保監督の口からGK3人に続く4人目として読み上げられた名前は「長友佑都」だった。メンバー唯一の昭和生まれで、今年9月に40歳になるベテランは3月に右ハムストリングの肉離れを負うなど当落線上にいたが、今月復帰し、26人に滑り込んだ。
FC東京のクラブハウスで発表を見守り、自身の名前が呼ばれると目に涙を浮かべた。クラブを通じてコメントを発表し「今回で5回目の選出だが、こんなに緊張したことはない。ありきたりかもしれないが、選出していただき感謝の気持ちがすごく出てきた。『ありがとう』とみなさんに伝えたい」と感慨を込めた。
指揮官は39歳の選出について「彼のコンディションを見て、インテンシティ(強度)高くプレーできる。一員としてやれると確認した」とうなずき、「メンタル的なところもプレーヤーでも魅せられる。コミュニケーションでも貢献してもらえる。局面局面での戦える力をW杯基準で持っている」と太鼓判を押した。
前回22年カタール大会では「ブラボー!」の合言葉でチームを鼓舞し、同年の流行語大賞トップ10入りも果たした。前回以降の第2次森保ジャパンでは出場2試合にとどまっているが、精神的支柱として帯同してきた。「やはり優勝を目標にしているので、強い信念を持って、覚悟を持って戦いたい」。史上最強とも名高い日本代表の不可欠な最終ピースとして、不惑の生き字引が今回も存在感を発揮する。