日本サッカー協会は15日、W杯北中米3カ国大会(6月11日開幕)に臨む日本代表26人を発表した。長友佑都(FC東京)は日本選手で単独最多となる5大会連続のメンバー入りを果たし、塩貝健人(ウォルフスブルク)や後藤啓介(シントトロイデン)らを選出。9日に左脚を負傷した三笘薫(ブライトン)は落選。2002年日韓、06年ドイツW杯日本代表の福西崇史氏が分析した。
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森保監督らしい、各選手のことを気にしながらの選出だった。何チーム分もできて、ポジションを入れ替えながらでも組み立てられる顔ぶれ。そういうことを踏まえてもこのメンバーだし、期待度は非常に高い。
塩貝はサプライズと言えるのかは分からないが、彼の持ち味を考えた上でもチームに必要な選手だったということだ。後藤も今後を含め、クラブでの活躍も踏まえながらの選考だったと思う。
塩貝は絶対的なスピードがある。局面打開という点で、彼のスピードはまねできない。期待度と、武器という点での評価だろう。後藤は高さがあって、いろいろな動きもできる。精度はまだまだだが、成長させながらということも考えていると思う。大きな選手が多い中で、後藤の高さを生かせる部分もある。
2人については、相手国からすると、情報が少ないので秘密兵器にもなり得る。三笘がそうだったように、対戦国は戸惑う部分もあるだろう。大事なところでの起用は大いにある。
三笘は症状次第だったと思う。森保監督は症状を分かっているし、それを考えたときに選べなかった。どういう組み合わせでだれを選んだ方がいいか、ということだったと思う。
鈴木唯はスタメンを取りに行くチャンスだし、塩貝もそうだ。前田も可能性が増えてきた。選手はアピールしていくことになるし、森保監督が対戦相手を踏まえてだれを選ぶか。ただ、三笘ほどの選手はいない。
板倉や冨安、遠藤はコンディションが上がることが分かった上での選出。彼らのような経験をしている選手は日本にはいない。試合で使えるコンディションに戻せると分かったからこそ選んでいる。代えの効かない選手だ。
長友はプレーできるのなら選ぶと思っていた。選べなかった人たちへの思いを考えたら、長友に関しては、グラウンドの中以上に、チームを選手側からどう支えるかを含めて、かかる期待は大きい。
キーマンは鎌田だと思っている。彼がチームの軸になってきている。ボランチで頭角を現してきたが、攻撃的なこともできるし、バランスを取れる。彼の試合の中でのバランス能力は重要になる。
試合まで約1カ月、もちろん急激に上がることはないだろうが、選手たちはよりコンディションを上げるための生活をしていくことになる。ケガが怖い中で、どう上げていくか。上げていかなくてはいけないプレッシャーもある。メンタル的な部分も大きく影響してくる。