日本勝利「残念」の中野区議、再度否定的考え「『勝ってよかった』とは思えません」

 勝利に湧く日本代表イレブン=23日
羽鳥だいすけ氏のツイッター@HatoriDaisukeより
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 日本共産党所属で東京・中野区議会議員の羽鳥だいすけ氏が24日午後6時過ぎに自身のツイッターに新規投稿。午前10時前の投稿に続き、サッカーW杯カタール大会でドイツを下す金星を挙げた日本代表に対して「『日本が勝ってよかった』とはとても思えません。」と否定的にコメントした。

 羽鳥氏は午前の投稿で「ドイツ代表、試合前の写真撮影で口塞ぐ 腕章禁止に抗議」というネット記事を引用。「日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない。」とつづっていた。

 日本中が祝福ムードで盛り上がる中での逆張りの投稿はネット上で大きな話題に。羽鳥氏の名前や「日本嫌い」「中野区議」などがトレンドワードとなった。羽鳥氏のツイッターにも多くの反論が寄せられていた。

 この状況の中で羽鳥氏は夕方になって再度投稿。自身に寄せられた、共産党に対する否定的な意見、「そんなに日本が嫌いですか?」という問いかけ、日本を出て行けと迫る投稿などのスクリーンショットを、アカウント名などを隠さずに掲載した。

 コメントでは「この意見も前の意見も私個人の意見ですが、日本代表の戦いはすごいと思いますし、ものすごい努力をされたと思います。」とまずは代表チームに敬意を示した。続けて「しかし、『日本代表を応援し、その勝利を喜んでいなければ日本人に非ず。そう考えてないなら黙っていろ』という空気の中で、『日本が勝ってよかった』とはとても思えません。」とコメントし、あくまで代表の勝利には否定的なスタンスを貫いた。

 自身に寄せられた否定的な意見に対抗してのコメント掲載。ただ、午前の投稿では多様性などを訴える腕章の着用を禁じたFIFAに抗議したドイツ代表と、何の姿勢も示さなかった日本代表を比較した上で日本が勝ったことを「残念」としていた。午後の投稿では、多様性やドイツ代表のスタンスについての言及はなく、日本国内の“祝勝ムードの強い圧力”に反論した形となった。

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