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長谷部、99%の満足感と1%の後悔 主将最後の務め清々しく語るも“整えられず”

 16強進出を果たしたサッカーW杯ロシア大会の激闘を終えた日本代表が5日、成田空港着のチャーター機で帰国した。成田市内で行った会見には日本サッカー協会の田嶋幸三会長(60)、西野朗監督(63)、主将のMF長谷部誠(34)=E・フランクフルト=が出席。田嶋会長が西野監督について任期を終える7月末で退任することを明かした。

 侍ブルーを整え続けた男が、主将としての務めを爽やかに終えた。ロシアの地で刻んだ4つの熱戦を「自分たちがやらなければという気持ちをみんなが持って作り上げた戦い」と振り返った長谷部。「これは日本代表のベースになる。若い選手が引き継いでくれる」。ともに戦った後輩たちに思いを託した。

 国を背負う責任、人気スポーツとしての責務、主将としての重圧-。抱えるものの大きさを理解しているからこそ「大会前はあまり期待されていなかったですけど、無関心が一番怖いと思っていた」とも語った。日の丸を背負う誇りと光を示し、「今回味わった悔しさを(バネにして)次のカタールで、さらに上にいってほしい」。言葉に力がこもった。

 受け継いでほしいものを尋ねられ「散歩隊は続けてほしい」と笑顔で語るも反応はイマイチで、「みなさんに笑っていただこうと思ったんですが…」と弁明する“整えられない”一幕もあったが、それすら真面目な彼らしさがにじんだ。

 「この会見が終われば、僕の日本代表としての公式なものはすべて終わり。喪失感はすごい。帰りの飛行機でも窓から外の雲を見ながらちょっと感傷に浸った」。どこか遠くを見つめるようにこぼれた本音。「今は99%の満足感と1%の後悔がある。その1%の後悔を、これからのサッカー人生につなげられるようにやっていきたい」。優しく、時に厳しく。チームをまとめ続けた背番号17は、清々しい表情で静かにマイクを置いた。

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