DF吉田提言“空中戦対策3カ条”

 「キリン杯、日本-ボスニア・ヘルツェゴビナ」(7日、市立吹田サッカースタジアム)

 サッカー日本代表は5日、キリン杯決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ戦に向けて試合会場で公式練習を行った。チームを率いるバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は、チームの平均身長が185センチという相手に対して「空中戦は難しくなる」と警戒。DF吉田麻也(27)=サウサンプトン=は、日本の戦い方として“空中戦対策3カ条”を挙げた。

 小兵には小兵なりの兵法がある-。3日のデンマーク戦で先発メンバーの平均身長が187・3センチだったボスニア・ヘルツェゴビナの驚異の人間山脈ぶりを、ハリルホジッチ監督も警戒。「おそらく空中戦は厳しくなる。185センチ以上の選手が我々にはいない。空中戦で我々を支配する相手にどのような対応をするかが問題になってくる」と話した。

 指揮官は小粒ぞろいと例えたが、実際には189センチの長身であるDF吉田は、空中戦対策を挙げた。(1)長いボールを蹴らせないプレスをかける(2)セカンドボールを拾う(3)ボール保持の時間を長くする、という“3カ条”をチーム内で共有する意向を示し「(W杯アジア最終予選で同組の)オーストラリアもロングボールを蹴ってくる。いい想定になる」と意気込んだ。

 相手は身長だけでなくFIFAランク20位と格上だが、勝利を譲るつもりはない。母国との対戦となるハリル監督が「ボスニアにはスペシャルな感情がある。チームには知っている関係者もいる。ただ、サッカーでは全部勝ちにいきたい」と語れば、主将MF長谷部も「チームの成熟度では負けない自信がある」とキッパリ。知略と死力を尽くし、初タイトルをつかみ取る。

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