U22日本前日みっちり1時間半調整

 「国際親善試合、Uー22日本-Uー22ミャンマー」(11日、フクアリ)

 16年リオデジャネイロ五輪を目指すサッカーU-22日本代表は10日、U-22ミャンマー代表との国際親善試合(11日・フクアリ)に向けて千葉県内で最終調整を行った。戦術練習を中心した調整は、試合前日としては異例の1時間半に及んだ。手倉森誠監督(47)は「五輪に出場できるという可能性を示せるゲームを見せたい」と意気込んだ。チームは今月下旬、五輪1次予選を兼ねたU-23アジア選手権予選(マレーシア)に臨む。

 頬を刺す冷たい風に乗って小雪が舞い散るピッチに、手倉森監督の声が響き渡った。戦術練習では何度もメンバーを入れ替えながら選手の動きを確認。試合前日の最終調整は異例の1時間半に及んだ。

 通常、公式戦の前日の練習は1時間ほどで終了する。今回は試合当日を含めわずか3日間の合宿に加え、前日9日が軽めの調整だったこともあり、「チームのコンセプトをしっかり刷り込みたい」と話していた通り、戦術確認に時間を割いた。

 国内お披露目となるU-22ミャンマー戦は五輪1次予選前最後の公式戦で、東日本大震災から4年を迎える日に行われる。「その意味合いは選手に全て話している。スポーツの力で被災地に勇気やパワーを送れれば。スポーツ的にも社会的にも人間的にも、そういったことを示す場」と、この一戦の持つ意義を繰り返した。

 「五輪本戦に出場できるという可能性を示せるゲームを見せたい」。指揮官の熱い思いを選手がピッチで体現する。

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