香川よシュート打て アギーレ監督助言
「日本代表合宿」(8日、セスノック)
サッカーのアジア杯で2連覇を目指す日本代表は8日、オーストラリア南東部・セスノックでの合宿を打ち上げ、1次リーグD組初戦のパレスチナ戦が行われるニューカッスルへ移動した。MF香川真司(24)=ドルトムント=は、ハビエル・アギーレ監督(56)からシュートの意識向上を求められた。
苦境にあえぐ香川に、アギーレ監督から闘魂が注入された。ミニゲーム中、指揮官に歩み寄られ、背中をバシッ!「言われたのはシュートへの意識。打てるところで切り返したので」と打ち明けた。
日頃、指揮官には「点を取れ!」と背中を押されている香川。所属先でも持ち味が出せていないだけに、チャンスでもパスを選択してしまうことは「間違いなくある」という。代表でも新体制で無得点と振るわないが「いい時はチャンスでボールもどんどんくる。(シュートを)意識して、結果につなげたい」と語る。
アギーレ監督について「明るくて、求めるところは厳しく求める監督は、選手としてもモチベーションが上がる」と語る。ヤル気スイッチを押された背番号10が復調を誓った。