嫌でも主将は本田!アギーレ監督が明言

 「キリンチャレンジカップ、日本-ベネズエラ」(9日、横浜国際)

 サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督(55)が8日、就任後2戦目となるベネズエラ戦(9日、横浜)の前日会見に出席し、本田圭佑(28)=ACミラン=を5日のウルグアイ戦に続いて主将を務めさせることを明言した。人格面、経験面の素晴らしさ列挙するべた褒めぶりで、エースへの信頼の厚さがうかがえた。

 嫌でも何でもやってもらわないと困る。アギーレ監督は「明日の試合もキャプテンは本田です」と明言。「素晴らしい経験を持っている。チームに対する影響力、人格を持っている選手です。7、8年間、世界の高いレベルでプレーしています。世界中で日本の基準になっています」とべた褒めで指名した理由を説明した。

 今合宿では川島、吉田もキャプテンとして位置づける複数主将制をとっている。その中でも本田にゲーム主将を任せるのは、フィールドの選手のため審判と意思疎通が取りやすいことと、経験が豊富なことが理由だ。練習中には監督が本田の肩をたたきながら談笑する姿も見受けられた。

 問題は本田が「主将はマコ(長谷部)がふさわしい。主将になると(チームを代表してコメントするなど)いろいろ義務も生じる。僕は自分のパッションを大切にしたい」と後ろ向きな姿勢を見せていたことだが、この点も問題なさそうだ。宿舎では武藤、松原ら初招集組に海外でプレーする大切さなどを説く“本田塾”を開催。リーダーシップを発揮している。

 この日の本田はいつもの試合前日と同様に、呼びかけにうなずくだけで取材エリアを去った。指揮官は「アジア杯前の5試合は選手を観察するためにつかう」と明言。本田の主将としての手腕も見極めていく。

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