「ACLE・準決勝、アルアハリ0-1町田」(21日、ジッダ)
町田がアルアハリ(アラブ首長国連邦)を1-0で下し、初出場で決勝に進んだ。日本勢は4大会連続の決勝進出となる。前半にFW相馬勇紀(29)のゴールで先制。後半は守勢の時間が長かったものの、GK谷を中心に守り切った。25日(日本時間26日未明)の決勝では、昨年優勝のアルアハリ(サウジアラビア)と対戦する。
追加タイム13分を過ぎてようやく主審の笛が鳴り響き、町田ベンチを中心に歓喜の輪が広がった。準々決勝に続き、黒田監督の美学であるウノゼロ(1-0)勝利。23年までJ1経験がなかったクラブが、初挑戦のACLEで決勝進出という大躍進を果たした。
虎の子の1点は帰ってきたエースが生んだ。前半12分、相馬がゴール前で相手DFの隙をつきボールを奪うと、GKの動きを見極めて先制弾。今大会前の百年構想リーグで脚を痛め、渡航前はジョギングすらできない状態で準々決勝はベンチ外だった。それでも指揮官は「町田のエースは勇紀だから活躍してきてくれ」と送り出し、復帰戦で“一発回答”した。
試合終了間際には、ひやりとする場面も。町田の選手交代が完了する前に相手がスローインし、その流れでシュートが決まった。町田ベンチが猛抗議すると、映像確認でゴールは取り消しに。黒田監督は「あってはいけないこと。ルールにのっとって判断してくれて感謝」と危機一髪で助かった。
渡航前の壮行会で主将の昌子は「必ず優勝カップを持ち帰る」と誓った。有言実行まであと1勝。決勝の相手は前回大会決勝で川崎の夢を砕いたアルアハリだ。「日本を代表して戦う。チャンピオンになりたい」と黒田監督。初出場での快進撃を頂点で締めくくる。