神戸“ボランチ”酒井高徳が執念の劇的決勝弾 「前に、前にとプレーしてくれる」土壇場で吉田監督の采配がピタリ

 「明治安田J1、神戸2-1清水」(27日、ノエビアスタジアム神戸)

 リーグ2位の神戸は清水に劇的な逆転勝利を収め、同首位・鹿島との勝ち点差を4でキープした。

 前半は40分に痛恨の先制点を許し、追いかける展開となった。それでも、神戸は後半に反撃を強め、同20分にMF鍬先のJ1初得点となる一発で追いついた。さらに試合終了間際の同47分にはDF酒井が今季初得点となる劇的な決勝弾を決めて、優勝争いを生き残る貴重な勝ち点3を手にした。

 吉田監督の采配がピタリと当たった形だ。後半は開始からMF武藤を投入し、ゴール前での圧力を強めた。同40分には宮代、鍬先に代えてFW小松、MF飯野を投入。さらに「何より前に、前にとプレーしてくれる」と酒井を定位置のサイドバックからボランチにポジション変更した。

 決勝弾は途中出場の小松が左から挙げたクロスに、酒井が気迫で押し込んだ形。指揮官は「最後はゴール前にやっぱりいることが大事。それが高徳は運動量もあって、嗅覚というかここがチャンスというときのスイッチの入れ方とか、そういう部分を持っている。決して偶然に生まれたわけではない。みんながゴール前へ、という姿勢で人数をかけたから生まれたと思う。本当にみんなに感謝したい」と劇的ゴールを振り返った。

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