J1柏 消化不良感漂うドロー 7戦無敗継続も4位に後退 ロドリゲス監督「まだまだ改善点が残されている」

 「明治安田J1、柏1-1新潟」(26日、三協フロンテア柏スタジアム)

 柏は新潟と1-1で引き分け、勝ち点21で前節の2位から4位に後退した。前半に先制を許し、渡井の今季初ゴールで追い付いた。新潟は勝ち点9。

 試合終了時、スタジアムには上空の曇り空のような消化不良感が漂った。リーグ戦7戦無敗を継続したが、降格圏で苦しむ新潟と引き分け。第4節の浦和戦以降、8試合連続で複数得点を奪えておらず、ロドリゲス監督は「まだまだ改善点が残されている」と浮かない表情だった。

 PKで先制を許すも前半32分にMF渡井のゴールで同点。勢いままに、その後も押せ押せの展開だったが勝ち越し点を奪いきれなかった。「流れを持ってこられた時に仕留めきる力が常々課題」と渡井。後半以降はチャンスの数が減り、難しい展開に。途中からFW細谷、FW木下を投入し1トップから2トップに変更して打開を図るも、流れは変わらなかった。

 今季からロドリゲス新監督の下で取り組むパスサッカーの浸透具合は数字に表れている。試合前時点で1試合平均パス数、平均ボール支配率はJ1トップ。選手たちも内容には手応えを得ているだけに、殻を破りきれない状況がもどかしい。渡井は「あとは個人の質、またはチームとしての狙いで取りきる部分」ともう一歩先を見据えた。

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