Ｊ１柏が名古屋のＭＦ仙頭啓矢（２７）を完全移籍で獲得することが６日、濃厚となった。複数の関係者によると交渉は大筋合意に達している。仙頭は来季も名古屋との契約を残しており、移籍金が発生する。その他に浦和や古巣の京都からのオファーもあったが、争奪戦を柏が制した。

　仙頭は２０１７年に東洋大からＪ２だった京都に加入し、プロデビュー。横浜Ｍや鳥栖でもプレー経験がある。運動量のある万能型のＭＦで今季名古屋では全３４試合に出場し、２得点だった。

　昨季の柏は一時優勝を狙える上位につけていたが、ラスト１０試合連続で勝ちなしと７位に終わった。中盤ではマテウス・サビオ（２５）や椎橋慧也（２５）が主に担ってきたが、過密日程の中で後半戦に失速。すでにＪ２山形からＭＦ山田康太（２３）の補強も発表されており、仙頭を加え１シーズン戦い抜ける選手層を作り上げていく。