神戸・吉田監督 イニエスタ交代時の態度に言及「絶対にあってはいけない」騒動は収拾

 J1神戸の吉田孝行監督(45)が12日、天皇杯4回戦・柏戦(13日・ノエスタ)に向けてオンライン取材に応じ、主将の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)が9日の磐田戦(ヤマハ)で途中交代を命じられた際に不満のある態度を示したことについて言及した。

 イニエスタは吉田監督就任後の3連戦すべてに先発出場。大雨の中での磐田戦では序盤から前を向いてボールを受ける機会も多く、鋭いパスで何度も決定機を演出した。しかしチームが決定力を欠き、0-0で進んでいた後半19分にFW大迫との交代を告げられた。引き揚げた際にはベンチ前で物を蹴るなど珍しくいら立ちを見せた。チームはその後、大迫が決勝点となるPKを決めて1-0で勝利。チームは吉田監督就任後3連勝を飾り、16位に浮上した。

 吉田監督はイニエスタが何かを蹴り上げたシーンは見ていないとしながらも「(ベンチに当たって)音がしたのは事実で、そういうことは絶対にあってはいけない。それはイニエスタだから良いとかではなくて、チーム全員がダメという話を自分がさせてもらいました」と明かす。そして「ああいうシーンというのは子どもたちに対しても見苦しいですし、チームを代表して申し訳ないと思いますけど、逆にああいうシーンがあったから絶対やっちゃいけない、誰であってもいけないということは自分としては伝えられた。チームとしては結束力は高まったかなと思っていますし」と続けた。

 そしてこの騒動が収拾したと言い切る。「もうチーム内でも収まっていますし、彼とも話して収まっています。むしろ士気が高まってるということだけはお伝えしたい。誤解が生じてはいけないので」と強調した。

 イニエスタの起用法にも言及。「彼とは常にコミュニケーションは取っています。今年はすごく良い状態なので、ある程度やりたいという気持ちがある。長い時間やりたかったり、連戦でもずっと出たかったりというのはあると思う。そこは自分が外から見て、やっぱり休ませた方がいいとか、今ちょっと疲れてきているなというのも、コミュニケーションを取りながらやっているので。当然、全部がスタートで出るわけではない」と語った。

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