秀岳館高サッカー部 釈明動画は監督関与と認定 監督は謝罪も「隠したわけではない」

 熊本県八代市の私立秀岳館高が5日、サッカー部の指導者が部員の生徒に暴行したとされる騒動について会見した。また同校サッカー部員が生徒中心で運営している公式インスタグラムで釈明動画を掲載した騒動について学校側は、生徒への調査によって監督が関与したと認定した。

 釈明動画について学校側は生徒への調査を実施し、監督が関与したと認定。「アップするのに協力してくれと監督から言われた」などという生徒の声を「真実と判断している」とした。ただ、監督の指示だったかについては「どういう言い方をしたかまでは分かりません。監督から言われたという生徒もおります。監督から提案されたという生徒もいます。生徒のとらえ方は個人差がある。学校が、監督が主導でしたのか、一緒になって話しながら作ったのかは、どちらとも言えない」(白井勇教頭)とした。

 会見に出席した段原一詞監督は「このたびは、大変お騒がせしましたこと、サッカー部スタッフの暴力行為、そしてその後の私の不適切な言動、対応を深く心よりおわびを申し上げます。申し訳ありませんでした」と謝罪。動画撮影の関与については「彼らの気持ちを尊重したい思いでした。申し訳ございません」とした。

 ただ、関与を隠したのはなぜかという質問には「尊重してきたということが全て。隠したわけではありません。でも結果こうなったことをおわび申しあげます」と監督。「再発防止に努めていきたいと心より思っています。まずは、今、目の前に山積していることに全力で取り組んで参ります」と話した。

 今後については「今のところ生徒に非はないと思っています」(教頭)とし、大会出場辞退はしない方針という。

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