「明治安田生命Ｊ１、徳島３－０鳥栖」（３日、ポカリスエットスタジアム）

　徳島は鳥栖に３－０で完勝して、残留圏の１６位に上がった。今季は下位の４チームがＪ２へ降格する。

　徳島が２連勝で１６位に浮上し、Ｊ２降格圏を脱出した。勝利を呼び込んだのはＦＷ垣田の２ゴールだった。４月４日以来の得点に「試合に出し続けてもらって結果が欲しかった。良かった」と笑みを浮かべた。

　攻めに出てくる相手の裏のスペースをうまく突いた。前半の２点はいずれも自陣でボールを奪う垣田がすぐに守備ラインの裏を取るように動きだし、スルーパスがうまく通ってゴールに結びつけた。

　昨季１７得点でＪ２優勝とＪ１昇格の原動力となったが、今季はこの試合前までは３ゴール。エースは「なかなか勝てずに悔しい思いをしたが、ここからみんなで勝利を重ねて早く残留を決めたい」と胸を張った。

　上位の鳥栖に完勝したものの、ポヤトス監督は「順位は自分でコントロールできないし、自分ができることに集中するだけだ」と手綱を引き締める。１シーズンでＪ２に逆戻りした２０１４年の悲劇は繰り返さない。