「明治安田生命Ｊ１、浦和０－１ＦＣ東京」（９月３０日、埼玉スタジアム）

　鬼門の埼玉スタジアムでＦＣ東京が１７年ぶりとなる勝利をつかんだ。長谷川監督は「勝てなかった歴史を変えるんだと、最後まで集中して戦ってくれた」と選手をたたえた。

　埼スタでの最後の勝利は０３年７月までさかのぼり、公式戦２０試合勝利がなかった。そんな難所での試合を決めたのはＦＷ永井。前半３７分に左足を振り抜き決勝点となる今季２点目を挙げた。「苦しいタイミングで自分のゴールで勝てたのはよかった」と笑顔を見せた。

　永井は「球際を意識していた」と振り返り、ＤＦ森重も「技術うんぬんではない。まずは球際」と、試合前にチーム全員で意識を共有した。上位争う上で気持ちを一つにして得た大きな勝ち点３となった。