Jリーグ観客数上限 30%目安に段階的引き上げ目指す

 日本野球機構(NPB)とJリーグは8日、西村経済再生担当大臣宛てに、観客の上限緩和の要望書を提出した。現在の上限5000人から「上限2万人、または収容50%の少ない方」へ引き上げる新たな基準を求めた。政府も上限緩和を検討しており、11日に予定される政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で協議の末、最終決定される見通しだ。

 Jリーグの村井満チェアマン(61)は上限緩和を求める一方で、慎重なかじ取りを行う方針を示した。

 現行の上限5000人では、J1クラブでは収容人数が最大7万人の日産スタジアムなら1割未満。一方で、収容人数が2万人に満たないスタジアムもある。形状や収容人数がそれぞれ異なるため「いきなり大きく拡大するよりは、ステップ・バイ・ステップで段階的に引き上げる」と指針を示し、各スタジアムで収容率30%を目安に、徐々に引き上げていく考えだ。

 各クラブにとって、入場者収入はクラブ経営の大きな軸。感染者数などに応じて地域ごとに細かな対応をとっていくことを求めながらも「Jリーグの事情を言えば、(政府に)認められるなら9月中でも対応する用意はできている」とした。

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