J1 影の主役はVAR!?今季から導入 審判団によるミスの撲滅へ
「明治安田生命J1、湘南-浦和」(21日、Shonan BMWスタジアム平塚)
Jリーグは21日に明治安田生命J1の湘南-浦和戦で28年目のシーズンが開幕する。湘南、浦和両チームは今季も金曜夜に実施される開幕戦へ向け、20日は非公開で最終調整した。
J1では今季からビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入される。このテクノロジーによって何が変わるのか。
VARは会場外のトラックの中に2人の審判員を置き、試合中のプレーを映像で確認し続ける。導入の目的はピッチ上の審判団では判断が難しかったり、見逃してしまった重大なミスを訂正するもの。正しい判定を下すものではなく、審判団による「明らかなミス」の撲滅が目的だ。
VARが判定に介入するのは4パターン。(1)得点かどうか(2)PKかどうか(3)退場(2度目の警告は対象外)かどうか(4)人間違いかどうか。ピッチ内の審判団が確認できなかったこれらの事象について、VARから主審に無線で連絡し、必要に応じてピッチ脇のモニターで映像確認(オン・フィールド・レビュー)を主審に勧めることができる。
Jリーグでは会場の観客も、判定のどの部分を確認しているかが分かるよう、オン・フィールド・レビューの映像を大型ビジョンに映すことも決めている。